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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2007/11/14 (Wed) 13:39
京間と江戸間の違い

部屋の大きさを決める際の目安になるモデュロールとして、京間とか江戸間とかの呼称を耳にされたことがあるでしょう。

京間というのは読んで字の如く、京都を中心とした尺度の単位で、部屋の大きさを表すのに、1間の柱心々間を6尺5寸(1尺は約30.3cm)とするほかに、基準とする畳の大きさ6.3尺×3.15尺が入る部屋のサイズとする寸法の取り方になります。
6.5尺ということは、6.5×30.3=196.95cmとなり、おおよそ柱心間は197cmという寸法になります。

これに対して江戸間もしくは田舎間とは、同様に1間の柱心間を6尺で取ります。したがって、6×30.3=181.8cmでおおよそ柱心間は182cmという寸法になります。

私たちが通常、木造の住宅を設計する際の柱心間の押さえは特に要望が無ければこの江戸間になります。江戸間と関東間も同じ意味です。

京間と江戸間の大きさ比べをすると、たとえば6帖の部屋の大きさを調べると、6帖は2間×1.5間のサイズになりますので、
京間は (2×1.97)×(1.5×1.97)=11.64㎡
江戸間は同様に 9.93㎡ になります。京間のほうが江戸間に比べて同じ6帖といっても1.17倍の大きさになります。したがって、京間の6帖は江戸間での8帖大に近い大きさだということが分かります。

なぜこんな現象が起きたのかということですが、私が思うに、その昔の江戸は火事が多く、避難する際に畳も持っていったことから、運びやすい大きさになってきたのではないかと考えれば面白いかもしれません。

実際に、昔は畳は同じ寸法で全て作られていてどこに運んでもピッタリ合っていたそうですので、現在で言うところのプレファブの世界史的先駆けの文化じゃなかったかと思う次第です。そういう理由から運べる大きさにサイズダウンして言ったのじゃないかと思います。

これは建築に使われる建材のサイズも、3’×6’板(サブロクバンと読みます。単位は尺です。)人が運ぶということを前提にしたサイズで作られていることからも予想できます。

寸法の取り方は世界的に人体寸法から来ているケースが多いのも共通しています。尺寸単位やインチなどの単位は人間の手首からひじまでの長さを基準にしていますし、間やヤードも同様です。
しかしメーターだけは地球の円周を等分した値から出された単位ですので、これは人体に沿った寸法とは違いますね。

京間と江戸間の違いがお分かりいただけましたでしょうか。
ちなみに、九州も九州間という寸法単位があり、このサイズは京間に近い寸法になっています。

よく団地やマンションなどで和室の畳や広さのことを、キョウマと呼んでいることが耳にされたこともあるかと思いますが、この場合のキョウマは、もうお分かりのように本当の意味での京間ではなく、狭い間という意味での狭間ではないかと思いますので、キョウマという音だけで、本当の京間と勘違いしないようにご注意ください。

マンションなどの畳は入れ込む位置が違うとピッタリと合わなくなるということも、畳の大きさで決めているわけではないということがお分かりでしょう。






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