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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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ブロとも申請フォーム

2017/02/22 (Wed) 17:28
遅々としとして進まなかった住宅

 昨年から長々と続いてきた住宅が、ようやく後1ヶ月で完成という所まで来ました。

 まだ油断大敵ではありますが、ここまで来たら流石に現場監督も年度が変わったらマズイということくらいは理解しているのじゃないかと思います。

 確認済通知書を受け取ったのは昨年の5月。おっと、その前に敷地の前の通路が建築基準法の道路として認められるような43条申請をしたことを忘れていた。その申請をしたのが一昨年の11月。それから長々と続いて、43条の許可が出たのが昨年の1月。43条の許可申請だけで2ヶ月もかかりました。さらにそれから確認済通知書を取るまで4ヶ月かかっています。

 なんでそんなにかかったのか。

 建主にとって土地を購入する必要があり、そこが住宅の建築が可能かどうかの目処がたたないと購入できないという理由もあって43条許可が必要だったわけです。

 去年1月にその許可が出てから土地の購入をしましたが、その土地は急勾配の道路に接していますが、その道路の幅が2.5m程度しかないうえに敷地そのものが造成されていません。

 以前は平屋があったそうですが、それも僅かに残っている平らな部分に建っていたため、敷地そのものは手付かずの状態で整地が必要でした。また高低差が大きいために整地するためには擁壁も作る必要がありました。

 隣地との高低差が2m近くあったため擁壁は当然RC造になりますが、2mを超えると工作物申請が必要になるため1.9m程度の高さで擁壁を作ってもらうようにアドヴァイスしました。

 擁壁は私の業務外でしたので、あくまでもアドヴァイスにとどめています。

 擁壁の設計・監理は業務外ですが、上に立つ建物にも影響がありますので、近くを通りかかったら極力見るようにしていました。

 その擁壁の工事が取り掛かって終わるまでおよそ1ヶ月かかっています。コンクリートの養生には現場監督に口うるさいくらいにアドバイス?しました。

 その擁壁工事の前面道路に面するところはセットバックが必要になりますので、その擁壁が終わった後に測量事務所で境界を測定してもらいましたが、その際には道路を管理している市との官民境界査定が必要でしたので、これがまた時間がかかりました。

 そうやってなんだかんだと43条許可を得てから後、敷地の形状が確定するまで数ヶ月掛かるという状態でした。その形状が確定してようやく、それまでおおよそのプランで話を勧めていた配置が確定し、ソレを元に図面を起こしました。

 以前と違い、現在の建築確認申請は確認図と工事が合致している必要があります。
<私から言わせれば当たり前なんですが、これが以前は、確認と現場が違う図面を平気で書く設計事務所が多かったのも事実で、私がそういう要求の仕事を断った時、石部健吉のようなことをしていたら仕事がなくなるぞ、と某不動産屋の親父から脅かされた苦い記憶があります。またそういうことを平気でやる設計事務所は立ち回りが上手いのか、そこそこ名前も売れるという、歯噛みする思いをすることもありました。>
 
 確認提出後の変更は確認の出し直しなどの時間も手間も余分にかかるため、提出前に工事費を確定して変更がないようにしておく必要があります。そのため図面終了後に数社に見積もりをしてもらいますが、九州ではまだ少ないと思われる高気密高断熱住宅にしたためか何処の見積もりも予想以上に高く、大幅な設計変更をせざるを得ない状況に頭を抱えこんでいましたが、予算に合わせた一社が見つかったお陰でようやく確認が出せる状態になりました。

 これに整地後数ヶ月を要しました。

 いやはやとにかくなんでも時間の掛かる状態でしたが、確認申請はスムースに進み、5月に済証が得られました。

 さていよいよ着工だわいとワクワクしていましたが、いやまだ早い、地盤調査が必要だということでSWS調査に取り掛かり。

 そしてこれがまた、調査に取り掛かるまでが長い長い。なんでそんなに時間がかかるのかと思うくらいに長かった。たしかに雨もよく続いたこともありましたが、現場監督の段取りの悪さが徐々に気になり始めた頃です。

 やっとSWS調査となり、その際には立ち会いましたが、地盤の柔らかさが予想以上で、あらら、こりゃ地盤改良が必要になりそうだなーと心配の種がまた一つ。

 調査結果はいかにと思いつつも、これがまたナカナカでてこない。現場監督に何度も問合せても、暖簾に腕押し。こうなったら出てくるまでまとうホトトギスだぁ~(-_-;)

災難は忘れたころにやってくるを地で行くようにながぁ~い時間がたって、ようやく調査結果がでてきました。

 いそいそと見ると、ガァーン_| ̄|○ il||li
 数値的には地盤改良というレベルではなく、ソイルセメント杭の打設レベル。ここでまた追加工事発生です。

 然し、しないと将来的な建物への沈下が問題になるためにやむを得ない。発注者も予想外のため、決断まで少々時間がかかりましたが、結果的に杭を打設する方向になりました。

 そしてまたまたその杭工事の工事がなかなか取り掛からない。とにかく何事につけ、右から左にスムースに事が運ばないことに驚きました。

 一発で終わったお笑い芸人の「右から左へ~」なんてもんじゃなかったですよ、全く。

 もっと驚いたのは、プレカット図が再三再四催促すれども出てこない。プレカットの担当者が多忙を極めているという監督からの言い訳も耳にタコ状態。

 おいおい、ソレじゃ工期はプレカット屋の都合で決まるのかい?とキレましたが、それでも出てこない。

 ようやくプレカット図が 出てきたので、もうすでに工期も遅れているので1.5日でチェックして返し、修正図がすぐに来るかと思いきや、これがまた待てども待てども来ない。

 こんなことに慣れっこになりたくもなく、流石にキレました。

 ようやく、私の事務所でプレカット屋と打合せに伺いたいとの連絡。

 エッ?ちょっと待チネー。じゃ、今まで俺がチェックした図面の修正は手付かずってことか?と。

 驚くでしょ?

 このやり取りだけで2ヶ月はたっぷりかかっています。もちろん、工事はストップしています。基礎のコンクリートも打ち上がっていますが、その後何も進んでいない状態でした。

 近所の人がみたら工事ストップと思われたんじゃないでしょうか。

 本来なら去年の年末に完成して、新年には新居に入って迎えてもらおうと思っていたのが、亀の歩みのようにノロノロと工事は進んでいます。

 私が手術で入院したのも、1月ならもう殆ど終わっているだろうからということで1月半ばの入院としていたのですが、豈図らんや、そのときはまだ内部の断熱材も余り入っておらず、外装板も未取付でした。

 棟上げからすでに3ヶ月も経とうかという時期にも関わらず、そんな状態でした。

 然し、あと1ヶ月で終わらせないと重大な問題になることをしっかりと言い伝えましたので、ようやく工事がここに来て進み始めています。

 まだまだどうなることになるのか分かりませんが、あと1ヶ月で終わらせないと、施工者に対して損害賠償などの問題が出てくる可能性大で、本当に大変なことになります。

 ここで学んだのは、安く請け負った施工会社はやはりこんなレベルだったということです。つまり、全てに言えることですが、安かろう悪かろうの建築会社版。

 すったもんだしている住宅ですが、完成したら私のホームページに載せますので、興味のある方はその折には御覧ください。m(_ _)m

 
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