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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2016/05/10 (Tue) 11:14
ずさんな外壁サイディングをされた住宅のその後

 以前、外壁サイディングがずさんな工事をされたため、張り替えるなどの交渉や張り替えた場合の監理をして欲しいとの依頼を受けた事をブログで書きましたが、その後を報告します。

 現地を確認したところ、周囲は同じ建売業者での住宅が数件立ち並んでいましたが、依頼された方の外壁が一番古いのじゃないかというほどの状態でした。

 お話を聞くと他の住宅と大差のない経年とのことでは、どれだけ下手な工事だったのかと驚くと同時に、この建物に一生に一度の借金を背負って払い続けることになる依頼者に同情を禁じえませんでした。

 やってきた施工会社の社長、現場担当者、建材販売店の3者、私、依頼者ご夫婦の6名が仮設足場に登り外壁をつぶさに検査しましたが、予想以上の酷さ。

 サイディング取付の釘打ち箇所はその殆どが打ち込みすぎてサイディングが金槌の円弧状に割れてしまっている上に、場所によってはサイディングそのものが欠けたりあるいは割れたパーツを応急的にボンドでくっつけたようなお粗末さにメールで頂いた画像以上にその酷さに唖然という状態です。

 当然そういう箇所は塗料が取れていますので雨で汚れ放題になっていますし、サイディングのジョイントの隙間も大きく、そこにホコリや汚れが堆積して見た目にも古びた感じを与えています。

 シーリングも明らかに進水している隙間のあるところが散見されました。

 社長に、これだけある欠陥の補修はどう考えているのかと尋ねたところ、部分的には張り替えるがそれ以外はパテで処理するとのこと。

 おいおい、それならパテの部分は直ぐに雨で汚れて今よりもっとひどい状態になるってことが予想できるだろう、と伝えていたところに、そういう社長のいい加減な対応に温厚そうな依頼者が激怒されました。

 その怒りに流石に販売会社の社長もまずいと思ったのか、あるいは建材屋さんが責任を感じたのか分かりませんが、全てを張り替えると約束しました。

 ヨシと思いはしたものの、住みながらの張替えは騒音や工事の長期化などで住む人にとってはストレスが溜まる上に撤去後、新しく貼られるまでの漏水対策の問題もあり、施工方式に関して協議をしようとしたところ、建材屋さんから現在のサイディングの上から金属サイディングを重ね貼りをしますとの提案が出ました。

 外壁改修のカバー工法ならば、騒音の問題、工期の問題、雨水の養生の問題は小さくなりますので、むしろありがたい提案でした。

 販売会社の社長もそれに同意したため、後は細部の納まりをどうするかの技術的な問題になります。依頼者からそれは施工者と私との打ち合わせに委ねられましたので、依頼者と施工者双方に記録が残るような書面を作成し、最終的にカバー工法とすることで依頼者、販売会社双方の同意に至りました。

 依頼者の奥様が、当初は販売会社の社長にサイディングの状態を見てもらったところ、以前書いたように問題ないとしらを切られたようでしたが、私が乗り込んで現場で悪い箇所を次々にマーキング用のテープを貼られては流石にみっともないと分かったようでした。

 何はともあれ、専門家として依頼された仕事が好結果になって喜んでもらいました。

 後はメタルサイディングが貼り終わった段階で私の検査を受けることも販売会社は同意していますので、山場は越したようです。

 こうした業務は初めてでしたが、考えてみれば、こういうことでどこに相談したらいいのかわからない方がたくさんいらっしゃるのではないかと教えられました。

 改修は工務店に相談するのが一般的でしょうが、設計事務所も対応していますので、遠慮無くご連絡ください。 

 


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