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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2015/02/11 (Wed) 15:07
省エネのための改修-5

住宅断熱改修の今回は基礎断熱。

 木造住宅の場合、1階の床下はベタ基礎の場合はコンクリート、布基礎の場合は土または防湿コンクリートというケースが殆んどだろうと思います。

 床、壁、天井をすっぽりと断熱材で覆ってしまう方法が一般的なやり方です。

 1階の床下は、基礎に換気口や土台下に基礎パッキンなるものを取り付けて床下の湿気防止のために通気のための開口が付けれられています。

 したがって床下という空間は外気と同じ気温になると思ったほうがよろしいでしょう。

 その外気と同じになる床下空間を室内的な断熱方式で取り込んで断熱欠損がより少なくなるように考えだされたのが基礎断熱工法です。

 そもそもこの基礎断熱は冬場の寒さ厳しい東北地方と北海道地方にとっては必要欠くべからざる断熱方法です。

 考えてみれば明らかですが、住宅の基礎部分に開口部があると、その部分から雪が入り込みます。その雪が溜まることで床下の湿気が増え、当然のように床下の木材にも湿気による腐食が懸念されるため、基礎断熱にすることで床下が外気にならないようにしたものです。

 改修方法は基礎の立ち上がりコンクリートに外部からプラスチック系の断熱材を接着剤で貼り付けます。

 その場合、可能であれば上屋も外貼り断熱にすれば、基礎断熱まで断熱材が切れ目なく連続させることができるのでより効果的ですね。

  断熱材の深さは、布基礎なら地中のフーチング天端まで、ベタ基礎でフーチングがない場合は捨てコンクリートもしくは栗石天端まであれば十分です。

 しかしここで注意が必要なのは、プラスチック系断熱材も木材同様にシロアリの餌になるという事実です。断熱材にシロアリに食べられないような処理(防蟻処理)をしておくことが必要です。

 もう一つは上に書いたように床下の換気口や基礎パッキン部分を全て塞いでしまうことが必要です。

 それをしっかりしておかないと、基礎断熱にもかかわらず床下が相変わらず外部と同じ気温になってしまいます。

 これにより基礎断熱改修方法が完成です。

 基礎断熱しておけば床下は屋内とおなじになりますので理論的には床下の断熱は不要ということになりますが、すでに床下に断熱材がある場合は、むしろ床下の土間からの冷気が立ち上がる可能性も否定できませんので、床下の断熱材もある方が望ましいでしょう。

 新築の場合は基礎断熱材を基礎コンクリートと同時に打ち込んでもらいましょう。

 その場合はコンクリートの室内側に取り付けましょう。

 内側であればモルタル等の仕上げ材は不要です。

 ただしこのケースでも防蟻処理と床下の通気口や基礎パッキンは全て不要です。

 内側に取り付けた場合、室内側へ60cmほど同じ断熱材で増し貼りをしてください。これは断熱補強と言って、断熱材の端部からの低温の影響を軽減するための措置です。

 この増し貼りはベタ基礎や内部を防湿コンクリートなどがあるケースでは可能ですが、内部が土の場合でも、増し貼りの部分だけでもコンクリートを打つようにしてください。

 この基礎断熱は、浴室や脱衣室などのように着衣をしていない部屋では効果的です。

 次回は天井、屋根断熱について。

 
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