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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2014/11/26 (Wed) 17:06
省エネのための改修-1

今や人が生活する上でCo2を低減化することよる省エネルギー化を計ることが世界的なテーマになっています。そのための京都議定書というもので各国にCo2排出量を制限する割り当てが決められましたが、最大のCo2排出国の中国とアメリカが参加しなかったこともあり、結局絵に描いた餅になってしまいました。

 しかし我が国ではこれをキッカケにして省エネルギー法(以下「省エネ法」)というものが制定され、建築物の消費するエネルギーを低減化することによるCo2排出量の削減化に取り組みました。

 新築の場合は当初から省エネルギー対策が計画的に行えますが、1980年より以前に建てられた建物は省エネのレベルが低いことが明らかなので、その年代の建物の断熱性能を高めることが断熱改修のテーマとして挙げられています。

 建物のエネルギーロスは窓などの開口部からが最大で、冬場ではなどの開口部から48%の熱が逃げています。次は外壁から19%、換気扇などの開口部から17%、床から10%、屋根から6%となります。このデータから見ても窓は外壁の2.5倍の熱損失が生じていることがわかります。このことから窓の断熱性能を上げることが何よりも重要だということが分かります。

 そして、断熱性能を向上させる目的は省エネルギーもその一つですが、結露防止も大きな目的になります。

 壁の表面に結露することを表面結露といいます。ガラス面にびっしりと水滴が付く状態を言いますが、ガラス面だけではなく壁に貼ったビニールクロスなどの呼吸をしない建材にも結露が生じています。その結露を放置するとカビなどが発生し、結果的に人体に喘息やアトピーなどカビに拠るアレルギー症状を起こすことになります。

 この結露。表面だけでもこれだけ厄介ですが、さらに恐ろしいのが壁の内部に生じる内部結露も起きています。

 表面結露は目にするとウエス等で取り除けますが、この内部結露は壁内にできるので、取り除くことは出来ません。その内部結露を放置すると、カビも生じるし柱や土台、梁などを腐らせ、建物の強度低下をまねきます。

 これだけ上げるだけでも断熱をしっかりとすることは、省エネルギーだけでなく建物の維持と人の健康のためにも必要だということがお分かりになると思います。

 今や窓もガラスが二枚になっている複層ガラスや、Low-E(Low Emissivity「低放射」)複層ガラスが採用されるようになってきました。このLow-E複層ガラスは、その内部のガラス面に特殊な金属膜を塗った製品で、その金属膜を塗ったガラスを外側にするか内側にするかで寒冷地と温暖地の使い方が違います。使い方を間違えると効果が出ませんので注意が必要です。

 次回はこの続きを書きます。



 


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