プロフィール

れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

FC2ブログランキング

FC2アフィリエイト

FC2アフィリエイト

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

2014/07/18 (Fri) 17:56
人と人の距離感

建築は技術面、デザイン面、心理学、社会学などの多様の要素を含んでいることはご承知のことと思います。

 某ブログではデザインだけが上手な似非建築家に騙されてとんでもない欠陥住宅を掴まされた被害者が、裁判を戦っている奮戦記が出ています。

 それは今回のテーマとは違いますので話題を変えて、今回は空間の持つ心理的効果のことを書きます。と書くと学術的な面倒くさいことかと身構えたかもしれませんが、なになに簡単な話です。

 人が人と接する場合の距離感です。

 会議などでテーブルの形を注意してみましょう。ご承知の方も多いと思いますが、人が正面で対面する場合、これは敵対する気持ちにさせられます。

 相手の顔をしっかり真正面に見据えると力関係がモロに影響を与えますね。相手が上司だったり発注者だったりすると、とても緊張させられるのはこのことから。
 其のことを考えると、やっと口説いてデートした時、相手と正面に座るようなことは避けたほうがいいということです。気の弱い男性だったらしどろもどろになって、訳の分からないうちに終わってしまいますよ若者諸君。

 ではどうすればいいのかと言うと、親しみを醸しださせるためには隣同士に座るのがよろしいようです。但しこれはある程度親しくならないと至難の業。いきなりこれをやると相手の女性から用心されます。

 なんだか本題からずれました。

 このように友好関係を持つためには一番いいのは隣同士に座ることですが、いきなりではそれは無理というものですので、90°の角度がよろしいようです。その状態なら相手の顔も真正面から見ることもなく、表情もあまりよく読めないので雰囲気が和らぐそうです。

 この90°の角度というのは人間のコミュニケーションにとって最も好ましい角度です。

 さらに続けると、人というのは上方から指示されると反発しにくく水平線から8°下がりには好感を持つらしく、ははぁん、だから女性が男性より総じて身長が低いのはそういうことかと一人で合点ボタンを押しました。

 でも女性のほうがデカイと言うケースも有りますよね。ま、まあ、そのケースは今回は無視して続けます。(^_^;)

 お店の方は、この8°下方に好感を持つという心理を利用して商品陳列方法を検討なさってください。

 相手との距離感では、75cmが親しい関係で共同作業するのに適しています。 よほど親しくないと75cm以内に入り込まれると、人は緊張感が高まります。

 確かに満員電車を降りた後にしばらくは神経の高ぶりは感じられますね。その満員電車で廻りに女性がいた日にゃ、嬉しいやらシマッタという感情が入り乱れますね。嬉しいのは言わずもがなで、まずいな~というのはそれこそ痴漢に間違われないようにするのに無理なポーズを取らなきゃいけないケースですね。そうなると悲惨です。

 ん-・・、どうも話がずれる。

 先ほどのテーブルの話に戻すと、丸テーブルでの会議は発言が活発になって親しみがわく反面、イニシアチブを取りにくいというデメリットが有ります。イニシアチブを取るためにはやはり角テーブルを選ぶべきでしょう。

 国際会議でよく見られるようになった楕円のテーブルは、角型と丸型の両方のメリットを生かしたもののようです。

 まあ国際会議でいつも仕切り役はアメリカ大統領ですね。これにヘコヘコと卑屈に小判鮫風にくっついているのが某国の首相というパターンが良く見られます。

 とととと、いかんいかん。
 距離感の話を続けます。
 
 命令者と其の命令を受ける人の立場がはっきりするオフィシャルな距離が3.5mだそうです。この距離は我々の業界でいう距離ではほぼ2間。ヤードで言えば約4ヤード。

 この3.5mを半径としたサークルを超える場合、そこには反逆者が現れるそうです。なんだか分かるような気がします。

 政治的な話をする公衆距離というのが10m~15mで、街頭演説を遠巻きに聞く適切な距離がこの数値です。この距離はその人を認めていないことになるそうです。詰まり、演説は聞くけど支持はしていないよということになるのでしょうね。
 
 支持する人は確かに近づきますね。

 そので専門的な用語として

 ソシオ・ペタルの空間 という用語があります。
 これは、全員が集まってくる環境。バーのようなスペースを指します。

ソシオ・ヒューガルの空間
 なるべく広がりのある空間が気持ちいいというもので、病院の待合室のような空間を指します。まあ、病院の待合室が気持ちのいい空間といえるかどうかは疑問ですが。

 ここで病院の例がありましたのでその例として書くと、病人同士の場合、初期は多少距離が離れていて少し縁遠いソシオ・ヒューガルの空間に身を置く事になりますが、仲良くなってから求心的なソシオ・ペタルの空間にいないといけなくなるような空間の作り方を言います。

 人と人との交流関係は、最初は親しくなるまで距離を置きます(ソシオ・ヒューガルの空間)が、だんだんと親しくなってくるとより近づいて話をしたくなる(ソシオ・ペタルの空間)ような、そうしたソシオ・ペタル、ソシオ・ヒューガルの適切な考えに基づいた空間設計が必要になるという意味ですね。

 
スポンサーサイト

<< 何故、人を殺してはいけないのか | ホーム | Wカップで分かったこと >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP