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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2012/12/09 (Sun) 15:09
トンネル事故に思う

高速道路の天井落下事故で、現場では打診検査が2000年以来行われていなかったということがマスコミで大きく取り上げられ、トンネル内の打診検査の状況が放映されています。

しかしちょっと考えたら分ると思いますが、高速道路の騒音の中でしかもトンネルという音が反響する中で打診検査の音が正確に聞き分けられるのでしょうか。

私も外壁改修の検査でモルタルの浮きや鉄筋の爆裂検査で打診検査をしますが、明らかに違う場合を除いて、微妙な音は何度も耳を近づけて聞き取らないと違いがわかりません。

聞き分けるためには周囲の音が少ない方がいいに決まっています。

モルタルの浮きと今回のボルトの欠陥の音との相違は予想できますが、TVで見たようにトンカン叩いて音の違いを判断するというアナログ的な方法では、周辺の騒音の大きさを考えるともはや人の能力を超えているのではないかと思います。

今回の事故で慌ててトンネル内の検査をしてボルトの破断やボルトが付けられていなかったことや錆の問題がマスコミに取り上げられていましたが、いまさらながらで、こんなことは打診検査以前の問題。
目視でもはっきり分ること。
それはつまり今までなおざりな検査しかしてこなかったということがあからさまになった事。

もうひとつ今度の事故で驚いたのは、一枚1tもの重量物を吊り下げるアンカーボルトが、「あと施工アンカー」という方法(コンクリートを打ち終わってコンクリートが固まった後で、コンクリートを穿孔しアンカーボルトを挿入しケミカルな接着剤で固定してアンカーとする施工方法。接着剤の強度に頼っている。)で施工しているということ。

トンネルという排気ガスまみれの環境の中では、通常の屋外での雨水による酸化の影響は少ないにしても、一般的な経年劣化スピードよりはるかに劣化するだろうということは想像に難くない。

なぜトンネルのコンクリートを打つ前の鉄筋が組み終わった時点で鉄筋にアンカーボルトを溶接するような方法を取らなかったのか。

確かに其の方法では位置出しが難しいうえにコンクリートを打つ際にはアンカーボルトがわずかでも動く可能性はあるにしても、今回のように抜け落ちるという事にはならなかったはず。

それにしても検査のずさんさに驚きます。

何十年も同じ事の繰り返しで特に事故も起きていなかったから、ルーチンワーク化してしまい、マニュアル通りの検査で緊張感もなかったのでしょう。

これからはトンネル内を運転するときには前後左右のみならず上も注意しなきゃいけないことになるって、運転者はたまりません。

責任者、出てこいやぁ!

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