プロフィール

れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

FC2ブログランキング

FC2アフィリエイト

FC2アフィリエイト

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

2012/05/28 (Mon) 08:39
FLライト再び

日曜日の深夜番組で、FLライトのことが放映されていました。

かの落水荘も映像に流れていましたが、やはり何度見ても素晴らしい。
これを設計したのがライトの晩年の頃のことだと聞くと、やはり天才はいくつになっても素晴らしい仕事をするもんだと感心しきり。

死ぬまでに現物を見に行ってみたいと思いつつも、なかなか現実は許されるものではないし。

ライトの生涯で、国の仕事をしたのは郵便局一棟だけだったということにも驚きました。そして依頼者や弟子の奥さんと駆け落ちしては社会的に干されたというスキャンダルさも驚き。

天才が故に女性にもてたんでしょうが、そのへんは人間的に少々問題ありかな、、、

TVの中で最晩年で設計したマリン郡庁舎が紹介されました。

日本では庁舎という建築物は機能主義一点張りの、ぬくもりも何も感じられない建物が多い中、1957年のこの建築は、敷地の周囲の形態を損なわず高さを抑えて地面に近く建物を構成しています。

デザインモチーフとして円形が建物の形態から様々な箇所のデザインに取り入れられているのは微笑ましかった。
その建物の構成の素晴らしさは 、既存の敷地を生かした設計姿勢に現れていました。その内部の通路にはトップライトから自然光が何層にも渡って降り注ぐ様は、この時代に環境に関するライトの真摯な姿勢が見て取れます。

女にだらしなかったみたいなライトですが、建築に対する姿勢は厳しくも暖かな眼差しを持ち続けていました。

私の事務所の玄関には、落水荘のパネルを飾っています。

お客さんが見えた時に、私が設計したのかと勘違いして設計の依頼をしてくれないかしらと期待しているんですが、この建物を目にする人には、これはフランク・ロイド・ライトという世界的な建築家が設計したんです。私の好きな建築家なのでこうして飾っています。と正直に答えてしまうんです。

なんの効果もありゃしない。

ライトの住宅が醸しだす豊穣な空間は、その前提になる様々な条件が大いに異なるにしても、逆に厳しい予算だからこそ、そのような空間を作り出すことが必要だと、ライトの作品集を見ながら教えられています。

スポンサーサイト

<< 本の話 | ホーム | 拝啓 東京タワー殿 >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP