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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2012/04/23 (Mon) 09:36
建築は慣れ?

先日は安藤さんが24時間建築のことを考えているとのメルマガの内容を書きました。

一昔前に流行ったCMの、「24時間戦えますか」というコピーそのものの生き様です。

まあ寝ている時間は差っ引かなきゃいけないでしょうけど、安藤さんクラスになると寝ていても建築のことを考えているんでしょうか、それとも寝ないのかなぁ・・・・・

私らの業界は徹夜するくらい仕事が多いということを誇らしげにするところがあります。まあ、これはこの業界にかぎらず日本人が持っている意識のようなものかもしれませんが、私は決していいことだと思わない。

伸びきったゴム理論で言うと、四六時中引っ張り続けたゴムは何時かは切れるということと同じで、やはり弛緩させることも必要だと、ゴムが24時間弛緩状態の私は思うんですが。

それはともかく、かく言う私もこの業界人らしく、なにかを見ても建築的に見てしまう癖があります。

映画やCMで面白い建物が画面に出ると、そっちのほうを見てしまい、その時のシーンや出てきた美人さんを見落とすことは枚挙にいとまない。

面白い建築を凌駕するほどの美人が出れば、どっちを見ようか目がキョトキョトするほどに迷うでしょうが、それほどの美人はまだいないんですね。

えっ?家のかみさんはどうなんだって?

おっとっと、ま、まあ(動揺)、何にでも慣れってものはあります。
それが人間のいいところ。

建築でも、なんじゃこりゃと思えるようなものでも、人は使っているうちに慣れるんでしょうね。

プライバシーを最も考慮すベきな住宅でも総ガラス張りで外から丸見えな建物が雑誌に載ったりしますが、居住者は慣れてしまうんでしょうか。

それでもよくまあこんな提案を受け入れたものだと、むしろソッチのが驚きです。

少々昔に荒川修作という芸術家がデザインした床や壁が歪んだり凸凹がある共同住宅が雑誌に載っていましたが、居住者はそれを楽しんでいる様子に驚かされるやら羨ましいやら。

人間が歪んだ床や壁の中に身を置くと、平衡感覚が狂い、めまいや吐き気、頭痛などが起きることは実証されているにもかかわらず、ここの居住者にはそういう症状がでなかったのかが知りたかったのですが、そのような世界的芸術家の尊厳を損なうような記事は載せていませんでした。

世界的芸術家がデザインしたから実現したようなものだと思います。

これも慣れなんでしょうか。

マイナーな私のような建築士が提案する際には、それはそれは思い切った提案を恐る恐る出すことも度々ですが、依頼者の要求から大きく逸脱した提案はなかなか受け入れてもらえないことは当たり前。

とは言え、建築的に必要だと思えば議論してでも説得するべきだろうとは思いますが、それでも床や壁が歪んだ建物は、自己表現を満たしたいだけにすぎないような気がするのは私だけでしょうか。

いくら人は慣れるものだといっても、プロとしての建築的提案はしても、慣れなきゃいけないような設計はできないなーと、気弱な設計者は思うんですが。

一介の建築士から建築家になるためには、自分の提案を依頼者に説得するスキルが必要なんでしょうね。



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