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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2012/04/14 (Sat) 18:27
SO LONG FRANK LLOYD WRIGHT

近代建築の巨匠と言われているのはコルビュジエ、ミース、ライトの三人が並び称されます。

それぞれが特徴を持った設計スタンスでした。

近年、最も模倣されるのがミースでしょう。

鉄とガラスを取り入れた建築を芸術の域まで昇華させた建築家の手法はそのまま、現代のガラス多用建築では最も模倣しやすい。
建築雑誌に取り上げられる建築のそのほとんどがミースに似ているのは、やはりミースを超えられないということの証。

しかし、そのなかで私が最も好きなのはライトです。

学生時代はコルビュジエが好きでした。
なんといってもカッコいい。
ロンシャンなどはとても建築とは思えず、彫刻そのものじゃないかと思います。

コルビュジエ全集を買うことが独立してからの夢でしたが、買えたときには喜びに震えました。
当時は仕事も少なく、雑誌が届いてからは毎日のように見ていました。

その後、同じ出版社から出たライトの全集も買いました。

コルはカッコ良かったのですが、コルのようなクールなデザイン志向との違和感を感じたから。
私の設計スタンスはクールビューティとは違うなと。

住宅はどうあって欲しいか、どうあるべきかと私なりに思考を巡らすと、住人が安らぐ空間で在ってほしい、帰ってきたらパンツ一枚でうろつけるような精神も肉体も弛緩してほしい、そういう住宅を作りたいという方向に向かいました。

そして、高温多湿のこの国で、いかに快適に過ごせるような住宅にするかを考えました。

流行りのデザインとは一線を画すことになることも。
それ故に、雑誌も取り上げてくれないだろうということも。

しかし、このことに私自身が目覚めたわけです。

そしてそのベクトルに最も近かったのがライトです。
そんな時にライトの全集が出たんです。

ン十万もして。悩みましたね。でも買うことを決めました。

♪建築のためなら、女房も泣かすぅ~♪

女房が泣いたか諦めたかは、怖くて聞けませんが・・・・(^^ゞ

ライノの全集も、分厚いは多いわでなかなか一気には見れませんが、それでもボチボチとゆっくりと見ています。

そして木造住宅に関して気がついたこと。

木造なのに陸屋根が多い。
木造なのに壁が少ない。
木造なのに窓が大きい。
木造なのにキャンチの寸法が大きい。
木造なのに・・・・・・

そう、ライトは意外に木造の住宅が多いってこと。そして、日本の建築を尊敬していとのことでしたが、その割には陸屋根が多い。

屋根面が見えないために、デザイン的にすっきり見えます。

このへんは日本も木造でもボックス状で陸屋根でデザインが流行っていますね。
でも、彼の国といっしょにすることは危険。

アメリカは砂漠があるほど降雨量が少ない。翻ってこの国は、3日のうち一日は雨という多雨の国。

確かにボックスのデザインは見た目もすっきりして、いかにもデザインしました的な建築に仕上がりますが、木造で陸屋根っていくら防水技術が進化したとしても漏水は起きます。

漏水しても、申し訳ないと思う神経を持たないんでしょうね。
あの時はあなたは了解したでしょう?とか何とか言うのでしょうか。
建築家と言われる方々は自分の仕事を「作品」といえるだけの、純粋芸術家と同様の表現者なんでしょうか。

人の金を使って自己表現でしょうか。
人の金を使ってそんな冒険をするような強心臓は私は持ちあわせていません。

ある意味、そんな強心臓が羨ましい。

その秘訣、教えてほしいなぁ・・・

とても気の弱い私には理解できない。

話を戻して

ライトの住宅は大邸宅から小住宅まで様々ですが、この天才的建築家も小住宅にも手抜きをしていないことには感動します。そして以外にも設計図まで書いても実現していないプロジェクトが多いのも。

何年も不遇の時代があっても挫けなかったってことも励まされます。

私との年齢と要望と頭脳と才能を無視すれば・・・

ライトは才能が溢れしかもイケメンだったせいなのか、依頼者の奥さんと度々深い中になって駆け落ちをして、そのたびに仕事に干されらしい。

まあ、自己責任でしょうが、男としてモテモテってのは、やっぱり羨まし。。。。(^^ゞ

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