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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2012/03/06 (Tue) 16:07
地域性無視の省エネ住宅

高気密高断熱住宅は、24時間換気扇を回しっぱなしにしないとあっという間にカビができるというところで終わりました。つまりこの住宅は24時間換気が強いられるということです。節電のために誰もいない時には換気扇を切るのは庶民の習性。

でも、この住宅、省エネのはずなんです。

確かにエアコンも通常であれば各部屋に付けないと効果がないんですが、この住宅では何処か一か所でもつけていれば廊下でもトイレでも暖かいようです。その意味では省エネと言えるのでしょうが、しかし、このエアコンも節電のつもりで入り切りを繰り返すと、逆に電気代がかかるってこと、ご存知でしたか。

つまり、このエアコンも人がいようがいまいが、つけっぱなしが原則。

換気扇もエアコンもスイッチは入れっぱなしって、寒冷地の北海道のスペックを温暖(と思われている)な九州に持ち込んでも使いこなせるのでしょうか。

九州のスペックで東北や北海道で建築を作ったらどうなるかは想像しただけでわかりそうなものですが、その逆もあるはず。それがなぜか、南→北はNGで北→南はOKだなんて誰も疑問に思わないのかしら。

そんなに北海道にあるような魔法瓶のような住宅が、九州で本当に必要なのか疑問に思いますが。

住宅は夏を旨とすべしという考え方が「徒然草」で書かれているので、ほとんどの人がそのように思われていることと思います。人が暑さと寒さを比較しどちらがより耐えられるかという実験をした所、暑さへの耐力が寒さより優っていたという結果が出たそうです。そこからは人は寒い家には耐えられない、つまり、夏を旨とすべしではなく冬を旨とすべしだという見解が出ています。

しかし、その実験の前提となる地域は東京、つまり関東地方がベース。

ここで私が過去に実感したことを書きます。
大学を卒業し、入社のために東京に初めて行った時に寒さの度合いの違いから、ここは北国ばい、という感想を持ちました。4月になっていましたが、まだ寒さが残っていた東京は、すでにサクラが散っていた九州からすると、寒さがきついと。

湿気が少なくなるはずの冬場でも、東京の寒さはカラカラで、北風に吹かれるとズキーンというような寒さが体に伝わりますが、北部九州は寒いのは寒いとしても、裏日本気候のせいか湿気があるのでひりひりするような寒さは感じません。これが宮崎や鹿児島では太平洋気候になるので、北部九州とはまた違う気温になるはず。沖縄になれば、寒さ対策より暑さ対策のほうが重要になります。

九州と東京だけでもこんなに違うってこと。
したがって、地域の特性を掴んだ上で建築へのアプローチの仕方を判断すべきだと思います。
なんでもかんでも東京の情報が全国共通と思い込むことはやめましょう。

そうした理由から、湿度の高い九州地方にとって、高気密住宅はリスクがあるという懸念を持っています。

長くなりました。なんだか終わりませんね。
高気密高断熱住宅は湿気対策が中心のスペックなので、湿気に関して書いています。
次回は、高気密高断熱にしなくても私が実践している方法を書きます。
と言っても、何だそんなことかと思われるようで、大したこと無いんですが・・・・・
今のうちに予防線貼っときます (-.-;)
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