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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2012/01/31 (Tue) 10:20
写真騒動

父の月命日に墓参のために毎月長崎に帰っています。

父が危篤という連絡があったときは23時頃でそろそろ寝るべと思っていた時分でしたが、そんな電話をもらっても高速でも片道2時間近くかかる距離では臨終に間に合いそうにないうえに焦って運転するのは危険なのでやむを得ず翌日に納棺された葬儀場に向かいました。長崎在住の次兄も臨終に間に合わなかったそうで。
つまり父が亡くなった時は家族の誰も立ち会えなまま、たった一人で逝ってしまいました。それにたいして父にすまないという気持ちがずっと残っています。その意味でも、月命日には墓参するようにしている次第です。

通常は墓参りが終わったらまた福岡にトンボ帰りしていますが、この前の墓参りの時、母から家に寄れとのお達しがあったので、久しぶりに実家に向かいました。

なかなかなつかない二匹のワンコども(まあ、めったに合わないから仕方ないんですがね)がワンワン吠えると私が来たことが母にわかります。

長崎の実家はご多分にもれず、西山という山の中腹で階段を延々と登り続けてようやく辿り着くような場所にあるので、眺めはいいんですがなにぶん車を横付けできないので荷物がある時なんかは大変です。

なんの用かとおもいきや、私の赤ん坊の時の写真が見つかったので持って帰れとのこと。自分の赤ん坊の写真なんて要らないし見たくもなかったんですが、ゴッドマザーのゴキゲンを損なわないようにありがたくハハーッと頂戴つかまつりました。

むかしむかしの写真ですからもちろん白黒だし、セピア色になっています。なんだか歴史のヒトコマを見るような妙な気分にさせられます。
一歳になるかどうかのよだれかけをして笑っている写真を見ると、あー、こんなに汚れのない時分もあったのかと、今の我が身を振り返って、長く生きていると顔も体も気持ちも全てが劣化してしまうのだという事実を突きつけられて、やっぱりあまり嬉しくないものです。

こんな赤ん坊の時には希望に満ちた未来が待ち受けているはずだった・・・

持ち帰って妻に、笑えるのがあるけど見せようかと思わせぶりに前口上を言って目の前に出したところ、大受け。その後、何十年も生きていると人って劣化するねと私の顔と写真を見比べてしみじみとのたまいました。

生まれて1年もしていない頃と前期高齢者になってきた今の間がずっパリと断絶しているような実感で、徐々に変わっていく段階を踏まないでいきなりタイムカプセルで今の時代に来たようなものです。

罪作りな写真騒動です。
今、その写真は机の引出しの奥深くにしまい込んでいます。

せっかくだから私の葬儀用の写真に使ったろかいな。






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