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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2007/06/22 (Fri) 18:53
現場での監理者

建築の現場監理のなかで、どの工程が神経を使うのかと言うと、事務所によりけりでしょうが私は構造体を工事する時が最も神経を使います。

意匠事務所ですので仕上げ段階の仕上がり具合は勿論気になりますが、仕上げの悪さなどは後でも修正が効くものですが、構造体が悪く仕上がること後での修正は不可能です。

したがって、この構造体を作る段階での監理業務に最も神経を使います。

木造集宅であれば基礎を作る工程ですね。勿論構造体の柱梁のチェックも大事です。

基礎のコンクリートを作る時の検査だけではなく、基礎を作るための土を掘り返したり基礎の下に敷きこむ栗石(いまではクラッシャランのほうが多くなりましたが)の締め固めの状況の確認など、することは山ほどあります。

本来の設計事務所の検査は最終の引渡し検査が本来の検査になるわけですが、だからといって途中の工程を施工会社任せにしていては監理者としての姿勢が問われます。

「監理」と「管理」は音は同じですが業務は大きな違いです。
「監理」は設計事務所が行う業務で、現場が設計図どおりに施工されているか、指定された品質を確保しているかなどの確認をする業務です。その中には上に書いた検査も含まれます。

「管理」は、施工会社の現場監督が行う業務で、職人の手配や工程の調整、現場での事故が起きないように注意することなどです。もちろん、設計図に基づく工事を行うことは当然の業務です。

現場から上がってきた施工図(設計図に書かれたことをどのように施工するかを表した図面)のチェックなど、現場が始まると監理業務も多岐にわたります。

どの現場も設計図どおりに行かないことが頻繁に生じますので、現場の進行が滞らないように速やかな判断を下さないといけないこともたびたび生じます。

現場が動き始めると監理者も現場の中を動き回りますので、ちょっとした規模の現場になると運動不足が一気に解消されるほどです。

設計者は頭脳労働者のように思われがちですが、肉体労働者でもあるわけですよ。

高いところにも上ります。
私がこの業界に入って失敗したと後悔した1つに、高所での監理業務をしないといけない時です。

足がすくむし身体は固まるし、方向を変えるだけでも大変です。
足場を歩く時も、何かにつかまっていないととても歩けない状態です。
鉄骨の梁の上なんかとても歩けません。

足場をしっかり作ってもらってからようやく、恐る恐る梁の上を歩くという状態です。

ほんと、人に見せられない。

設計事務所って、決してかっこいい仕事じゃないんですよ。


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