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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2007/06/16 (Sat) 11:13
コンクリートは

建築の工事で天候の影響は工期に大きく影響がありますが、雨模様の時の方が好都合な工事があるのはご存知ですか。

もっとも、あくまでも雨模様ですので、本降りや大雨では話にならないので、霧雨のようなねっとりとまとわり付くような雨の方が喜ばしい工事です。なんだか、ネクラな工事のようですが・・・

これは何かと言うと、コンクリートを流し込む工事です。このことを「コンクリート打ち」と言います。

なんで「打ち」っていうのか詳しくは知りませんが、私なりに解釈しているのは、コンクリートがしっかりと型枠に中に入り込むように型枠をハンマーなどでトントンと叩く(打つ)ところから来てるのかなと思っていますが、ま、それがハズレだろうがなんだろうが何の影響も無いので話を続けます。

「型枠」というのは、コンクリートを柱や梁などを指定された形に作るために合板や金属のパネルなどでその寸法で作ったもので、その中にコンクリートが流し込まれるためのものです。

コンクリートは水で練ったものですので、一般的にはスカッ晴れくらいの天気のほうが早く乾いていいんじゃないかと思われると思いますが、実はそうじゃないんですね。

コンクリートは早く乾きすぎると表面に割れ(クラック)が入り品質が劣化してしまいます。
そもそもコンクリートは設計で決められた強度(設計強度)が出ないと建物全体としての強度が保てなくなるので、設計強度がどうすれば出るのかと言うことが古来、研究された結果、コンクリートは水の中が一番割れが発生しない品質として理想的な状態になると言うことがはっきりしています。

意外に思われるでしょう?なんで水の中なんだろうと。コンクリートが水の中で固まるのかと。

コンクリートが水の中でなんで固まるのかと言う話をしだすと長くなりますので省きますが、工事現場がまるごと水の中に入れられるわけじゃないので、どうするかというと、流し込んだコンクリートに水をまいたり水分が早く抜けないようにシートを被せたりしてコンクリートを湿潤状態に保つことに神経を使うわけです。

この作業を「湿潤養生(ようじょう)」と言うのですが、この養生がしっかりできていないとコンクリートの品質が落ちるので、心ある建設会社ではしっかりと対応しています。また、私たちのような設計監理者にとってもこの作業は非常に重要ですので、建設会社に指示や確認に神経を使います。

コンクリートの品質に影響があるのはもうひとつ。それは、コンクリートを決った期間、寝かしておくことです。このことを「養生期間と」いいます。

分かりやすく言えば、料理なんかで何かをこねた後、味がしっかりと出るまで冷蔵庫のようなところに数時間置いておく事がありますね。食べ物とは種類が違いますが、似たような考えです。

寝る子は育つように
寝るコンクリートは強くなる。
(この標語、誰か広めてくれないかしら・・・)

家を建てるときなどは、こうした専門用語を知っているだけで、建設会社の対応ががらりと違ってきますので覚えていて損じゃないですね。

なんだか長くなりましたので、次回に続きます。

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