プロフィール

れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

FC2ブログランキング

FC2アフィリエイト

FC2アフィリエイト

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

2011/01/27 (Thu) 08:42
耐震改修に関して

築30年以上の木造住宅の耐震改修工事に関しての見積書チェックをして欲しいの依頼を受けました。

すでに耐震診断は終わっていて、市からの耐震改修工事の補助金をもらって改修をしたいとのこと。

耐震改修の見積書3社分を預かりましたが、どういう前提で3社見積もらせたのかと聞くと、各社に耐震改修をしたいので見積もってくれるように依頼しただけのようで、各社に対する前提条件は同じではないので、各工務店はそれぞれが自社の考えで工事内容を見積もっただけの様子ですので、これでは比較検討のしようが無く、耐震改修をして「上部構造評点」という建物の点数が1点台までアップしているのかさえも提示されていない状態です。

今回はたまたま私に声がかかってきたので、このままでは何処に依頼するにしても耐震改修の効果がどれだけ出るのかが分からない状態だということを説明しましたが、通常なら一般の人はこの段階でどこかに依頼すれば耐震性能がアップし、地震が来ても安心だという誤解をもたれる恐れがあります。

耐震診断の計算書を見せてもらいましたが、数値的には一部、甘い判断をしているところもある以外は大きな問題は見当たりませんでしたが、予想通りに「上部構造評点」が0.39という恐ろしく低い数値になっていました。

既存の図面を見た限りでは筋交いの配置バランスの悪さや、特に1階部分は東西方向に大きな開口部があり、全く構造壁が存在せず、かなり数値が低いだろうということは予想できました。

この資料を基に構造評点を1.0まで近づけるための構造壁を増やす方向で検討してあげることになりましたが、壁が増えることを承知してもらわないと、これから先の作業に支障が生じます。

今回は私に依頼があったのでこのようなことがアドバイスできましたが、一般の人が耐震改修をしようとすると工務店に依頼し、見積もりをもらってそのまま工事をすることになることが多いことと思いますが、耐震改修をすることによって「上部構造評点」が1.0まで近づけているか、それ以上になるのかどうかの資料の提出を依頼してください。

そのような耐震診断の資料の提出が出来ない建設会社への依頼は避けましょう。そして出来ることなら、その耐震診断の資料を専門家に確認してもらうとより安心ですね。





スポンサーサイト

<< ゴッホ展を見て | ホーム | 持ち家か借家か >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP