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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2010/12/16 (Thu) 11:23
大阪のビル

大阪で鹿島建設の施工した21階建てビルの鉄骨柱が、3階部分で水平方向に7cmずれていたのをそのまま補強もせず今年の3月に引き渡していたということが新聞にありました。

読んだ瞬間は設計施工だと思い、設計施工ならばたとえ大手であっても誤魔化すだろうと思い込んでいましたが、どうも設計は別会社の様子。

記事には何処の設計事務所かは載っていませんでしたが、きちんとした監理はしていたんだろうかと疑問に思いました。現場からの改ざんした報告書でこと足れりと思っていたんでしょうか。

鉄骨柱の許容誤差寸法は決められています。つまり、鉄骨の柱は定規で引いたみたいに垂直に立っていないということです。

所詮建築物は工場製作品と違い、人の手で作るので、そこにはどうしても誤差が生じます。その誤差を数値化して誰でも検査できるよう決められています。
我々は監理する際には、この許容誤差範囲に入っているかどうかを鉄骨はもとより木造でも厳重に計測して確認します。それほど柱の傾きというものは強度に影響が大ですから。

大阪のビルの件の詳細報告は、いずれ専門誌に載ることと思いますが、それにしてもますます建築界の不信感を増幅させてしまったようです。

最初のほうに書きましたが、設計施工の信頼性に対しては、私自身は全く持っていません。

ちょいと考えれば分かることですが、設計図に描いてあっても現場で勝手に変更したり、あるいは今回のように施工ミスがあっても、同じ社員であれば、監理する者がやり直しを現場に要求して現場がそれに従うなどとはありえない話です。

これは私の実体験からきています。

大学卒業して入ったゼネコンで、社会人2年目の私が設計を担当した建物を監理に行ったとき、設計図と違う工事が分かったのでやり直しを指示したところ、現場所長から「お前は何処の会社のものじゃ!」と怒鳴られたことがきっかけです。あー、設計施工とはこういうことなんだなと理解しました。
さらに書くと、私の大学時代の友人が某大手ゼネコンで現場管理を担当しているとき、水平梁の位置を間違えてしまったそうですが、設計施工だったのでそのまま工事をしたということを、20代の頃に聞きました。

両方とも事実です。



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