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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2010/10/06 (Wed) 13:33
社会の変化と建築設計

日本の家族構成が変わるにつれて、国内の産業に大きな変化が起きているとのこと。
そのひとつがファミレスの衰退とコンビニの隆盛があげられていました。まあ、コンビには以前ほどの勢いはなくなってきているようですが、それでもファミレスに比べるとまだまだ活力があると見ていいんでしょう。

日本の家族構成の平均は夫婦と子供2人の4人家族と言うのがステレオタイプの考えで、そこが家族向けの製品を作り出す根拠にもなっていました。
建築設計分野でも、ファミリーマンションや建売住宅では、対象とする家族構成は4人家族を念頭に入れるのが普通でした。特殊な提案をしても、先駆的な考えを持たない発注者には即効、却下が見られてきました。

それが今や、シングル向けが年々増加してきているそうな。

一人で暮らすことになんら支障の無い都会では、わずらわしい家族と居るより一人で居ることのほうが心地いいと思えるようです。その意味では単身者用のマンションやアパートがこれからのトレンドとして主流になってくるのでしょうか。

一時期は、DINKSと呼ばれる子供をつくらない共働きの夫婦のありかたがもてはやされていましたが、さらに分解が進み、夫婦だけの家庭さえも必要とされなくなってくる社会が目の前に来ているようです。

大家族中心から核家族中心になり、核家族が子供たちが独立して家を離れ、最終的には年老いた夫婦だけが広い住宅に住み続けるという現在の住まいのあり方から、夫婦としての形態さえも失われ、一人ひとりが孤独に生活して行き、必要なときだけ仲間とのコミュニケーションを取る方向に急速に向かっているようです。そばに居るにもかかわらず会話をしないでメールを送ると言うことで、直接的なコンタクトがわずらわしくなってきている人間関係の希薄さが助長しているのでしょう。

一昔前から、子供たちの遊びが外で走り回るのではなく公園でも固まってそれぞれが好きなゲームをしていたのは社会的に知られていましたが、その子供たちが社会人になって、やはり人と交流しないどころか家族を持とうとしなくなってきている状況を生み出してきています。

他人とのかかわりを持ちたがらない若者が増えてくる社会では、産業そのもののあり方が大きく変わっていく可能性を秘めていると思います。そこには従来の常識は通用しない時代になるでしょうし、ある意味では、従来の穏やかな川の流れから大きな渦を巻くエポックメーキングな転換点を経ることによって時代と言うのは変わっていくのでしょう。龍馬伝に見られるように、幕末から明治維新に至る歴史の転換は従来の考え方と大きく変わる考えを持つ人が現れてきたからこそのことでしょうから。

建築の世界も、こうしたトレンドをいち早く建築のデザインに生かせる人が、これからもこの世界で生き残っていくでしょう。

その意味からしてみると、集合住宅でも先進的な提案をする設計者も見られるようになりました。

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