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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2010/09/13 (Mon) 09:30
定期報告の調査

私が入居している築35年のマンションの定期報告のための調査をしました。
10階建てで1階から3階まではスーパーが区分所有者として入っているため、店舗部分の調査には別にスーパーとの契約締結が前提条件でした。
契約自体はすんなり済みましたが、内部調査をして予想していた通りに、排煙窓はスムースに開かないうえに開かないところもあったり、連窓の排煙窓の半分くらいを嵌め殺しにして、そこには設備の配管類が貫通している状態が何箇所か見られました。排煙窓を隠すように大きなフードがかぶさっているところもあり、これじゃ有効排煙開口は取れていないということを指摘し、是正が必要だと指導して事務所に戻りました。

我々建築の専門家は建築基準法に沿って建物を完成させ完了検査を受けますが、店舗などの場合は内装業者が後から入り込んで内部を改装し、その際に上記の排煙窓関係も何のためになるのかも一顧もせず潰してしまうケースがよくあります。

数年前の大阪でのネットカフェ火災のように、排煙窓が有効に働いていればあそこまでの被害者は出ていなかったと予想されますが、こうした店舗の場合は内装を数年に一度替えることがあり、建築に要求されている法規上の装置(排煙窓などがその際たるものです)を今回調査した店舗のように無視するケースが多い。

内装工事に関して有資格者(建築士やインテリアデザイナー)がかかわっていれば建築基準法のことも知識があるので心配要らないでしょうが、コスト競争になった場合、手間のかかることは省いてコストダウンをしていますので、出来上がると法規違反の店舗が多数生じます。

中堅どころの店舗でもこの有様なので、あとは押して知るべしというところでしょうか。

特殊建築物定期報告は写真撮影と図面を添付して提出することになっています。
違反箇所の指摘を報告した内容が県から所有者に送られてくるのでしょうが、それを是正しなかった場合の法的措置はどうなるのでしょうか。是正勧告に従わなかった場合は名前の公表とか是正指導→ 命令→ 強制執行 という流れになるのでしょうか。

それにしても図面作成が大変でした。
竣工図があるにはありましたが、図面と現地の寸法の違いは当たり前のようにありました。
図面に有って現場に無く、その逆もありで、途中で OH MY GOD! 状態でした。

こりゃ竣工図と言えんやろ!

35年前に設計施工した旧財閥系のM建設(今はMS建設)のレベルの低さを(住戸の設計レベルの低さや立面図デザインのお粗末さにも)改めて思い知らされました。

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