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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2010/08/19 (Thu) 08:38
ロンドンとパリの建築

高校卒業後に大阪の学校に行っている末娘が夏休みで帰ってきていましたが、一昨日大阪に帰りました。
居るとにぎやかで久しぶりに家族が戻った喜びも束の間、向こうに帰ると普段は狭く感じている自宅件事務所も広く感じます。

帰ってきたときに研修で行ったロンドンの写真を見せてもらいました。
この子は高校時代は修学旅行でおフランスにも行き、今度はロンドです。親は海外っていえば新婚旅行のハワイしか経験ないっちゅうのに・・・独立時に退職金でヨーロッパの建築を見てきたいと思っていましたが、開設の資金でスッカラカンになってしまったので諦めたこともあり、少々ウラヤマシ。

それはさておいて、パリの街並みとロンドンの街並みを見比べると明らかに違いが分かります。
どちらも石造建築でゴチックやロマネスクなどの洋式建築が街の景観を構成しているのは同じだし、日本みたいに猥雑に乱立している電信柱だとか広告看板などはほとんど目に付かない美しい街並みに目を惹かれますが、大きな違いはパリにはロンドンと比べて景観の華やかさを感じます。

最初に気が付くのは、やはり建物の色。
パリの石造建築は白を基調とした建物が目に入るし、街路樹の色合いとマッチして街並みが実に華麗。
ロンドンはアースカラーがベースのようでどの建物も石の素材のままの色やベージュもしくはクリーム色等のシックな建物が大半で、屋根も黒の鉄平石張り状。落ち着きがあるとはいえパリの華やかさに比べるとなんとも地味。パリの凱旋門やエッフェル塔と比べると、かの有名なタワーブリッジやビッグベンは、ゴシック建築の華やかさを表現してはいても、どうにも、く、暗い・・・

このあたりが何事にも謹厳なイギリス人とラテン(楽天?)民族の違いがあるのでしょうか。やはりヨーロッパの芸術の中心はパリなんだろうと思わせられます。

見比べるにつれ、どうしても日本と比べてしまいます。
建物単体の表現だけなら日本も負けてはいないでしょうが、どちらも日本より魅力的なのは、建物と街並みの関係性が大きな影響を与えていることが明らかです。

日本の都市景観を見回すと、前述したように、この国は街並みとしての景観の美しさよりも経済効率だけを最優先としたために電信柱はそこいらじゅうに立っていて、空中を電線が何の脈略も無く縦横無尽に飛び回って実に見苦しい状況になっていることを鑑みると、景観条例というものは必要だと思わざるをえませんん。

電信柱が建っていることに喜んでいるのはワンコとサラ金やヤミ金・ピンクサロン(んなところは怖くて行ったことはないですが)のチラシを張る連中。
官僚どもも、官僚不況であえいでいる建設業界をいじめるのじゃなく、こんなところに規制を掛けて電信柱の根絶や広告の規制などを推し進めてほしいものです。

娘にはイギリスに行くならビートルズグッズを買ってきてくれと頼んどいたんですが、すっかり忘れられてしまっていました。オヤジの威厳が電信柱よりも先に規制されちまいました。トホホ・・・



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