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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2007/05/04 (Fri) 11:21
高気密高断熱考 その1

今日は高気密高断熱に関して。

皆さんもうすでに聞き及んでいることと思いますが、高気密高断熱のこと、よほど快適な住生活が送れると思われているのではないですか?

ハウスメーカーや地域ビルダー、建材メーカー、家電販売メーカーなどなどからこれでもかと言うくらいの宣伝・情報を目にして、理想的な省エネ生活だと思い込まれている人が多いですね。住宅コンペなんかでこの要望が結構多いものです。

高気密って、分かりますか?

住宅の気密度を数値化しないと、どれくらい高断熱・高気密なのかが分からないので、それぞれQ値とC値というので表現します。この数値で高気密高断熱を判断します。

Q値とは、建物の内部と外部の温度差を1℃としたときに、内部から外部へ逃げ出す1時間当たりの熱量を延べ面積で割ったもので、値が小さいほど高断熱。

C値とは、建物全体のすき間面積に流量係数(断面形状の違いによる空気の通りやすさ)を掛けた値を「実質延べ面積」で割ったもので、「相当すき間面積」を表します。九州では一般的にC≦5㎠/㎡

隙間の多い建具では空気の出入りが多く隙間の少ない建具では少ないということは分かりますね。

従来の日本家屋では、開口部は全て木製建具で作られて、柱と梁を露出した真壁造りという工法で、壁と柱の間は隙間が開いていることもたびたびでした。ですから、屋内の空気はどこからともなく(ココまで書いてどこからともなくということは無いのですがね)入れ替わり、屋内の暖まった空気が流出してなかなか室内が暖まらないという現象に悩まされていたわけです。

その分人が生活するうえで排出している二酸化炭素なども排出されていたわけですし、屋内でその昔、暖をとるのに使用していた炭などから排出されていた一酸化炭素中毒にもならなかったわけですね。でも、いまどき炭で暖を取るところは非常に少ないだろうと思いますが・・・

そうしたスカスカの昔の木造住宅の悪いところばかり見ないでいいところも見ましょう。これって、人間関係と一緒。

木造で作った建物は住宅に限らず、結構すき間だらけだったんですよ。

そこで世界的な省エネルギーの潮流の中で、わが国の官僚が省エネルギー住宅の基準を造り、これこそが次世代の省エネルギー住宅として奨励し始め、儲ける事に関してハイエナ的な国内の諸関連企業が、これは儲けるチャンスとばかりに飛びつき、産官一緒になって高気密高断熱を推し進めました。

現在の住宅はほとんどが、皆さんも当たり前のように目にする開口部にアルミサッシ(AW)が付いている住宅になっています。AWのほうが木製窓(WW)よりもコスト面で安くなり、しかも錆びない、手入れが要らない、雨が入り込まない、機密性がWWより高い、と言う理由であっという間に広がりました。

話のついでに、AWは錆びないのは事実ですが、手入れを全くしないと腐食するということはご存知ですか?

閑話休題

AWもクレセントをしっかり締めれば結構気密性は高いのですが、役人と御用学者は、その程度じゃイカンバイとばかりに高気密を推奨しました。ツーバイフォーのハウスメーカーはアリガタヤアリガタヤと霞ヶ関に足を向けて寝なくなり、アルミサッシメーカーはより高気密になるAWをバンバン作り出しました。もちろん、高額です。

この国が何かの制度を作ると、毎度のことながらユーザー(一般国民=羊のような納税者)より、ボスのアメリカからの指示や企業(=多額の政治献金者)の利益を考えていますね。24時間換気システムなどもその一つに考えられますね。

それは何故でしょう?
ま、この話は本筋と違いますので、この辺でオシマイ。

今回はココまで。
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