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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2009/06/29 (Mon) 13:27
住宅に関する様々な法律

今年に入って住宅関連の法律が次々に作られてきましたが、改正省エネ法でひとまず揃ったようです。以下にその法律を羅列してみますと

1.特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(住宅瑕疵担保履行法)
2.長期優良住宅(いわゆる「200年住宅」)の普及促進に関する法律(長期優良住宅法)
3.エネルギーの使用の合理化に関する法律(改正省エネ法)

に分かれますが、1.と3.は2.を造るのに必要になる法律です。つまり、1.と3.が満足されない限り2.は実現できないということになります。

今度の優遇税制の対象となる住宅はこの2.に対して行われるわけでして、国がいかに長期優良住宅を促進させようと躍起になっているのが良く分かります。

「瑕疵担保履行法」と「改正省エネ法」は義務になります。
「省エネ法」に関しては、300㎡以上の住宅を建てようとするメーカーや建築主にとってはこの法律を満足しないと建てることが出来なくなります。

「長期優良住宅」は履行するかどうかは任意の法律ですが、認定してもらわないと様々な優遇措置が受けられませんが、認定してもらうためのハードルが7項目あり、その全てをクリヤーしないと認定してもらえません。そのハードルとは

1.省エネ(上の3.に該当します。)等級4
2.耐震性(建築基準法の1.25倍の耐震性)耐震等級2
3.耐久性(構造躯体が100年使用可能他)劣化対策等級3
4.維持管理 維持管理対策等級3
5.環境 地域の住環境への配慮
6.面積 1階床面積40㎡以上、延床面積75㎡以上(共同住宅では55㎡以上)
7.維持保存 定期的点検や補修計画を策定
(以下、共同住宅向き)
8.バリアフリー性(将来のバリアフリー改修に対応可能な措置の確保)高齢者等配慮対策等級2と3の中間
9.可変性 間取りの変更可能な措置があること

ここに書いてある等級とは、いまや死文化した「住宅の品質確保促進法」(品確法)の等級に該当します。死に掛けた法律がゾンビのように生き返ってきました。

長期優良住宅に関してのこれだけの項目を全て満足すれば様々な優遇措置が受けられます。だから、皆さんがんばって長期優良住宅にしましょうというお上からのお達しです。当然のようにコストアップもかなりなものです。施工価格もさることながら、品確法の認定を受けるための図面の作成や書類の作成など設計作業も膨大なものになるので、設計期間の延長と設計料の加算が必要になるでしょう。

「改正省エネ法」では簡単に書くと、開口部の窓ガラスは小面積の部分を除いて全てペアガラスが必要です。ペアガラスってまだまだ結構高いんですよ。で、以下の4項目(5.は除く)の設備のエネルギー消費量の換算をしないと行けません。

1..暖冷房設備
2.換気設備
3.証明設備
4.給湯設備
5.太陽光発電装置などの効果を考慮する

太陽光発電装置は義務ではありませんが、投資額200万以上する設備に補助金がすずめの涙では、付けたくとも付けられないし、太陽光によって生まれた電気を売電するにしても、元が取れる頃には設備の寿命が来るようじゃ、私もなかなかお薦めできないってこと、馬鹿な官僚は分かっていないでしょうね。お金持ちばかりだからね。

これら1~3の法律の内容をここに書くにはあまりにも量が多すぎるので書けませんが、基本的に、わが国の住宅の寿命が諸外国に比べて短いということによる環境への影響を憂慮して作り出した法律でしょう。官僚が言い出したんだか政治屋が言い出したんだか分かりませんが。

長期に住宅をストックしましょうという考えは同感しますが、そのためには、ハウスメーカーやマンション開発業者以外はほとんど利用していない状態の「住宅の品質確保促進法」を何が何でも生かそうという魂胆が姑息に思えるのは私だけ?

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