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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2009/05/08 (Fri) 11:41
Next one

現在、住宅の基本プランを作成中ですが、いつも思うことは、どうすればシンプルなプランになるのかということ。

必要な部屋の大きさ、配置、動線を同時に考えてそのまま落としていくと、凸凹の多い複雑な形になってしまいます。

それをどうやって単純な形に昇華できるかを、毎度、頭をかきむしりウンウン唸りながら思案しています。その過程ではパソコン画面ではどうにも考えがまとまり難いので、色鉛筆を手にして紙に手書きでラフスケッチを描く形になります。

若い人はパソコンの画面でラフプランを考えるのかもしれませんが、アナログ人間のオジサン世代にはパソコン上のCADで書くのはある程度まとまってからという認識を持っている人が多そうです。なぜなら、CADのラインは、たとえばそれが曲線だと数値化しないと作成できません。でもラフプランの段階では曲線ってのは適当にこんな感じかなと思いながら書いているので、それを数値化するなんて考えただけでもメンドクサいし、なんだかそっちのほうに神経を使ってしまってプランを考える集中力がなくなりそう。

で、いかにしてシンプルなプランに昇華できるかということに脳みそをフルに働かせていますが、あるところまで行くとそれから先になかなか進まなくなるところが出てきます。壁みたいなものですね。
その壁にぶつかって何日か悩んでいると、ある時にパッと閃きがあって、それから先はイメージが膨らんでいきますが、その閃きが来るまでは頭をかきむしることになります。

視点を変えるとか考え方を変えてみるとか様々な試みをしながらプランを練るという作業になりますが、設計をやっている人はこの段階が苦しいけど好きな人が多いのじゃないでしょうか。

それにしても、もっと一ひねりが欲しいと毎日、頭をかきむしりながら机にへばりついています。

F.L.ライトがある人から、「あなたの最高傑作はどれですか。」と聞かれたとき、
Next one.
と応えたことは有名です。

私にとっての最高の仕事は Next one との気持ちを持って毎回取り組んでいます。

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