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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2008/10/03 (Fri) 13:54
個室ビデオ店などに使う家具

大阪での個室ビデオ店の火災の件で、同様の店の内部の様子がTVで流れていました。

店舗ビルの設計は独立前にも何回かしたことはありますが、基本的にインテリアの設計は別途という形が多く、建物が完成後にテナントが内装をすることがほとんどでした。

その場合何が問題になるのかというと、われわれ建築設計者は建築基準法に合うように設計をし、完成時には竣工検査を受けて建築基準法に合った建物だという証明をもらいます。その証明は「検査済証」というものですが、この「済証」が無い限り、確認申請した建物は使用できないということが原則として以前からありました。「済証」を得て後に建て主に引渡しということになるわけですが、店舗が入る場合、その後に内装の工事に入ることがほとんどです。その場合のよくあるケースとして、建築基準法で決められている「排煙窓」というものがほとんどの場合取り付けられているのですが、インテリアデザイナーのほとんどが、その「排煙窓」がデザイン上邪魔だといわんばかりに開閉できないように壁などで隠してしまいます。そうなると、その店舗が万一、内部で火災になったときに煙の逃げ場が無くなるということになります。

今回の個室ビデオ店での煙の充満振りを見てみると、その排煙窓がもともと無かったのか有っても隠されてしまったのかどちらか分かりませんが、煙の逃げ場が無い室内は悲惨な状態だったろうと想像します。内装も不燃材を使っていたのかどうかも疑わしいものです。不燃材を使って入れば少なくとも火が出ることは少ないと思いますが、今回は火よりも煙によるCO中毒のようですね。

となると、各室に置かれたソファーなどの充填材として使われているウレタンの発火が原因に思われます。

内装制限とは、壁、天井の下地や仕上げを不燃材で仕上げなさいという法規上の規定のことです。
カーテンにも防炎加工品の使用を要求されますが家具に関しては規制はありません。

家具の不燃処理などできるのかどうか分かりませんが、座り心地を犠牲にしてでもそのような規制が必要になるでしょう。

何でも規制する社会体制は望みませんが、ことは人命に関わることです。安心して施設を利用できるようにすることが大前提でしょう。
これからの人生の夢を持った人が、死にたくなったから火をつけたなどという理不尽な行為に巻き込まれないために、ホテルや店舗など不特定多数の人が利用する場所で使われる家具にも不燃材使用か着火しても煙を出さない材料の使用などの規制が必要ではないかと思います。



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