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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2008/06/24 (Tue) 11:19
壁の強さの影響

木造住宅の耐震性を増すためには筋交いがある壁などの耐震壁を多く取ることは有効ですが、壁の倍率というものがあり、壁をうんと頑丈に作ればいいのじゃないかというと、それがそう単純な話ではないんです。

たとえば30×90センチの木材を筋交いにしたとした場合、その壁倍率は1.5と決められていますので、これが90センチの長さの壁につけるとしたら、耐震壁の値としては、1.5×0.9=1.35という計算式になります。
壁量の計算とはこのように筋交いの壁倍率をそれが付く壁長さに掛けた値を合算して必要となる値を出すわけです。

この必要値は、ちょいと説明が大変なので省きますが、その必要になる値を超えれば計算上はOKとなるわけです。

で、この壁倍率を大きいのにすれば必要な壁長さが少なく済みますので、壁が少ない開放的な室内空間になるのでいいように思われますね。

確かに計算上は壁の数が少なく済みますが、問題はバランスということです。

一般的な壁の中にあって一部にそのような壁倍率の強い壁を入れた場合、地震のエネルギーをその強い壁が受け持つことになります。

そのときに、その壁の周りに応力が強く集中することになり、その壁の周りの壁倍率が低い壁が変えきれなくなって損壊する可能性が大きくなります。

これがバランスよく配置する必要があるということの理由のひとつです。

以前はバランスのいい配置は求められなくて必要壁量というものが満たされていれば良いということになっていましたので、古い家屋ではX方向とY方向で極端に壁の配置や数が少なく、最近の基準法に基づいた耐震診断をすると、ほとんどが地震による倒壊の恐れがあるという結果になってしまいます。

新築はともかく既存家屋の耐震性をどのように向上させれば良いのか、という話は、次回に。

(^^)/~~~



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