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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2018/09/26 (Wed) 09:10
確認審査段階で驚いた話Ⅱ

パートⅡ

某市立学校の校舎新築時の確認審査段階でのこと。
ちょっと専門用語が出てきますので、ご容赦ください。専門家以外の方には面白くないと思いますがm(_ _)m

確認提出後に、学校ではよく見られる「渡り廊下」に関して、審査担当者から「渡り廊下」に面する部分の校舎の窓を防火設備(当時は乙種防火戸と言っていました)にしろとの指摘を受けました。

設計した「渡り廊下」の主要構造部は鉄骨造である上に、平屋で幅2m、全長10m程度のごく小規模でしたので、建築基準法第2条第六項の「延焼のおそれのある部分」に関するただし書き<ただし、防火上有効な公園、広場、川等の空地若しくは水面又は耐火構造の壁、その他これらに類するものに面する部分を除く>の「その他これらに類するもの」に該当すると判断していたため、校舎の指摘を受けた部分には防火設備を設けていませんでした。

上記の文言は現行の建築基準法の条文ですが、当時は「駐輪場、不燃物置き場などの火災の発生の恐れが少ない小規模な部分に面する・・・」という文言が書いてあったことを今回の例で確認審査担当者のお粗末な態度もあり、よく記憶残っています。

そのときは、ただし書き以下の緩和規定を考慮していないと思い、市の担当者と確認審査の窓口で、「・・などの火災の発生の恐れの少ない小規模」部分に該当するのではないかと申し入れましたが、担当者は「駐輪場、不燃物倉庫は書いてあるが渡り廊下は書いていない。」との一点張り。

いやいや、「火災の発生の恐れが少ない小規模」に、主要構造部を鉄骨で作り、しかも校舎とはエキスパンションジョイントで切ってある渡り廊下は該当する、と主張しました。

しかし当の担当者は上に書いたことを繰り返すばかりで、「渡り廊下」と書いていない以上、認めないとの一点張り。
こいつは駄目だと判断し市の担当者と共に建築主事に直に掛け合ったところ、主事は担当者の方をチラッと見ただけで、担当者の判断どおり、とのコメント。

主事がそう述べた以上、こちらとしてもそれ以上の反論を封じられたようなものでした。建設省の住宅指導課に問い合わせをしてくれと喉まででかかりましたが、ソレをすると役人のやることはとにかく時間がかかるばかりということはわかりきっていましたので、やむを得ず諦めて建築確認審査窓口を辞しました。
帰りの道すがら、同行した市の担当者も、総鉄骨造の渡り廊下を燃やせるものなら燃やしてみろよと腹立ち紛れに述べていましたのには痛く同感しました。

これも非常に印象に残っています。
とにかく文言に書いていない以上認めないという態度に、流石に日本の役人。融通の効かなさといいその理解力の乏しさに頭が下がるほど。
このような判断力の悪い役人のせいで、今回のように公共事業での税金を使わされたり民間でも必要のないコストを掛けさせられたりすることはあまたありますが、当の審査担当者には何ら痛みも感じていません。

さて現在の建築基準法では「渡り廊下」は、私が主張したように、校舎と構造的に縁を切っていれば「延焼の恐れのある」部分からは除外されています。つまり延焼ライン内の防火設備は不要ということです。当時にはこういう解説文がどこにも見当たらなかったこともあって、件の審査担当者の硬直した発想で某市は無駄なコストを掛けさせられる羽目になりました。

これも前回書いたことと同様に、頭に残った事例です。
今回の担当者は前回と違って少々経験も積んでいるように見えましたが、役人を長くやっているためか己が許認可権を握っていると勘違いしている様子でした。

このように上げてみると本当にいろいろ思い出せます。

某市での共同住宅の確認申請時に、接する道路側溝もやりかえるような指導を受けたのにもびっくりしました。
そういうインフラは民間の仕事じゃないだろうと抗議しましたが、等の担当者、「いや、皆さんにやってもらっていますから。」と。

ソレは役所と揉め事起こしたくないから渋々従っているだけであって、ソレが正当なことだと思うのがおかしくないか。と食い下がりましたが、皆さん協力してくれていますよと、何の申し訳無さも見せず、当たり前の顔をして。

これ以上抗議したら、確認審査を遅らせる嫌がらせを受けることも経験済であれば、ソレは結局オーナーに迷惑がかかるので、オーナーに伝えてみますとその場は引き取りました。

オーナーには指導内容を伝え、拒否する権利は当然あるし、嫌がらせを受けたら裁判という手段もあり、似たような訴訟ではことごとく行政が負けているととも伝えましたが、オーナーも役所と揉め事を起こしたくない(これが役所の思う壺だとわかっていますが)ために、やむを得ず側溝のやりかえを引き受けることになりました。
その旨を当の役所で伝えたところ、審査担当者はありがとうの一言もなく、当然のような顔をしていたのを見た時には、心底怒りがこみ上げたものでした。

もちろん、このレベルの役人ばかりではなく、中には有能な役人もたくさんいることは知っていますよ。
確認審査が民間で可能になりましたので、今は許認可以外は民間審査機関に出しています。

いやはや、確認審査という段階にはいにいろいろなことがあるということがおわかりいただけましたか。



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2018/09/21 (Fri) 10:02
暗黒社会日本が続くことになります

自民党の議員のための自民党総裁選が終わり、議員を恫喝しまくった卑怯者の安倍が勝ちました。その結果、安倍一派の麻生や菅連中の自民党支配が続くわけですが、奴らを自己保身目的で選んだ自民党提灯持ち連中がどうなろうと知ったことではないにしても、この卑怯で嘘つき安倍が自民党総裁ということは首相になるわけですね。

結局、この先3年間、またぞろ日本社会は低能者に支配された失われた暗黒社会が継続されます。

お友達だと懸命に演出したはずのトランプからは家来扱いされ、プーチンからは舐められ、金からは無視され、習からは格下扱いにされても、外交の安倍の程度がバレてしまったこともわからないんでしょうね。小学生並みと言われたトランプよりもっと程度が低い幼稚園並。

オット、優秀な幼稚園児に申し訳ない。ばかにするなと言われそうです。

しかし、アメリカは政権内部でアメリカが壊れないようにトランプの暴走を止める意識の高い連中がいるようですが、この国は低能安倍一派の恫喝に恐れおののいて媚びる奴ばかり。

情けない。

日本を衰退させ、国民を日本は神の国だと思いこむ狂信的安倍信者と物事を平等に考える意識を持つ人と分断させた最悪の首相として、安倍は歴史に残る首相になるのは間違いありません。

将来、こういう人物になってはいけないというドイツのヒトラーと同等の反面教師として役に立てましょう。




2018/09/19 (Wed) 10:52
確認審査段階で驚いた話Ⅰ

設計の仕事には必ず建築確認申請という実にめんどくさい作業があります。
これは工事着工前に建築基準法に合致しているかどうかを行政側の確認審査窓口(現在では民間でも審査できるようになっています)に「確認」させるための、いわば関所みたいなものです。

この確認審査受付前には、工事予定地の市町村の条例に合っているかどうかの事前協議をして合格しないと確認審査受付をしないという別の関所もあります。

規模の大きな建物になると、市町村との事前協議もなかなか時間も係るので、審査受付してもらえる段階に至ると、それはつまり市町村条例に問題なしというお墨付きをもらったことになるので、第一段階クリアという気になるものです。

という手順をざっくりと説明した上で、今まで確認申請をした中でいろいろ無茶苦茶なことを言われて、そのあまりにも理不尽な指摘を受け、審査担当者(つまり役人)と侃々諤々やり合うこともしばしば有りました。

今でも忘れられないことが多々ありますが、その中でも最大級の驚きは、とあるセンターコートを設けた集合住宅を計画していたときに、計画段階で私が考えた避難経路の問題の有無を確認したくて審査家の窓口に相談に行ったと思し召せ。

その時は午後一番に行き窓口で事前相談の申し込みをしたところ、「なんで午前中に来ないんだ。午前中にしてくれと書いてあるだろう。」といきなり怒声を浴びました。
確かに窓口には「相談は午前中にお願いします。」と書かれたプレートが立っていました。これはどこの確認審査窓口には置いてある代物です。

「確かに見ました。しかしあれはお願いじゃないのか。文章から判断すると、午後からは職員が現場に行くので、あなた方職員の都合を優先したわけじゃなく、相談に来る我々の都合を考慮した文言のはず。しかし現にあなたはここにいるが、あなたには相談できないのか。」と怒りを抑えながらやんわりと抗議したところ、くだんの窓口の役人、渋々と応じたまでは良かったんですが、センターコート部分をさして、ここは床面積に入れろとのこと。

はぁ?屋根もないのになぜ
と尋ねたら、将来屋根をかける可能性があるから、との驚くべき発言。

おいおい、ソレ言い出したら、私もあなたも将来どんな犯罪を犯すかわからないから今のうちに取り締まっておけというのと同じじゃないかと反論しました。

あまりの馬鹿馬鹿しさに、こいつは駄目だとわかり、後日もっとしっかりとしていそうな人を捕まえて相談した記憶がありますが、このレベルの役人が確認審査しているかと思うと暗澹たる気持ちになったものでした。

これは今までの経験の中で最高に驚いたのでいまだに忘れませんが、今でもそれほど大きく違っていないという経験をもっと後で経験しました。

これは次回に。



2018/09/11 (Tue) 08:54
祝!大坂選手全米オープンテニス制覇

今年は次から次に災害が発生し、避難生活を強いられている人がゼロになるどころか増えるばかりの状況という近年稀に見る災害多発の年になっています。

経済的に、また日常生活のうえでも閉塞感が募っている状況で、国民が持つ鬱積感を知りもせず、のほほんと権力ゲームにうつつを抜かし、お座なりな被害者への見舞いを繰り返すだけの真心のない政治家失格の首相を担ぐ我が国民の不幸を象徴するかのような状況に国民が疲弊してきているなかでも、日本人がリセットできるように一陣の涼風のような出来事が起きます。

金銭亡者の傲慢な態度が目につくIT長者ばかりが目立つ近頃ですが、尾畠さんのような利他主義的な人が現れて、日本人はまだまだ捨てたもんじゃないぞと喜びましたが、今度は全米オープンテニスで大坂選手が優勝しました。

新聞休刊日だったので詳細が知りたくてもTVのニュースとネットのニュースしか目にできなかったというイラつきはあったにしても、快挙に胸がすく思いでしたが、それにしても残念なのはアメリカの観客と全米テニス会長の態度。

正々堂々と試合をした結果にもかかわらず、自国の選手が優勝しなかったからといって難癖をつけました。
さらに全米テニス会長も我々が望んだ結果ではないとのコメントを出すに至っては、やっぱりこの民族は自分たちが何でも一番じゃないと気に入らない。ましてや相手は属国の選手。そんなものは認められないとでも思っているのでしょう。

精神異常者のトランプを大統領に祭り上げた民族ならば、こうした非礼極まりない態度は予想できるにしても、トランプ出現まではこれほどのあからさまな態度は腹に据えかねたとしても目にすることはあまり無かったはず。それを考えると、いまやアメリカの民度は国際的に地に落ちていることを自ずから示したようなものです。

大坂選手の優勝トロフィーをブーイングを受けながら掲げたシーンでも、過去これほど悲しそうな顔をした優勝者はいなかった。

しかし、殆どの日本人は祝っていることを知ってほしいものです。


2018/09/05 (Wed) 08:24
台風21号

驚異的な台風の被害がTVで放映されていますが、驚くことばかり。これからの建物の構造基準は替えていかざるを得ないんじゃないかと思いながらニュースを見ていました。

中古販売店のプレファブ小屋が風に煽られて倒れるシーンも目にしました。
普通に考えれば基礎にしっかりとアンカーボルトで緊結していれば屋根材とか外装板は飛ばされることはあるとしても、建物そのものがこのように風で倒れることはいくらなんでも考えにくい。要は単に置いただけのレベルだったんじゃないかと推測します。

解体工事中の足場が煽られて倒れるシーンも見ました。
足場の固定は既存建物にアンカーで固定しますが、これほどの強風による風圧はそもそもが想定外のはず。しかし、これからは耐風も考慮しないといけないというように建築基準法が変わったら、足場の固定だけでも相当な数のアンカーが求められることになるでしょうし、アンカーボルトの径の増大や根入れ深さの増大など影響が出てきて、結果、工事費アップに繋がってしまうことになります。

闇雲に安全側だけで規制しても、それが社会ニーズにかけ離れているなら、逆に建築業界にとって大不況に陥りかねません。過去に姉歯事件で無能な無能な官僚によって建築基準法が必要以上に厳しくなって確認がスムーズに取れない状況に陥り、その結果、建築業界が不況に陥ったという苦い経験もあるので、どこまで法規制で行けるのか判断がなかなかに難しい。
その不況のせいで倒産した建築会社がやたらと発生したという社会現象を起こしたにもかかわらず、建築業界を不況に貶めた官僚は責任も取らずに、のうのうと出世街道を進んだことも専門家向けの雑誌で目にしました。

まさに今も変わらない官僚天国です。

雨対策も後手に回っています。

今、都市の排水インフラは、建物の雨水管の径も同様に1時間あたり50ミリの降雨量が前提ですが、ゲリラ豪雨と言われる短時間の集中降雨のように、今では1時間あたり100ミリ超の大雨が毎年のように起きています。側溝に流れ込む雨水量を処理しきれないために排水枡から噴水のように吹き出す様子を見ると、こうしたインフラの再構築も迫られるでしょう。しかしそれは全ては税金を注ぎ込まざるを得ません。

排水溝や道路に埋設してある排水本管の容量アップなどに影響してきますので、簡単に行く話ではありませんし、インフラの再構築に取り掛かるとしても何年もかかる一大国家事業的な様相を呈する者と思われます。

豪雨対策に取り組むとしても、この国には地震や台風、そして今や竜巻等による甚大被害の発生因子が目白押し状態です。

世界で3位の経済大国と言われながらも、こうした災害に投与する原資が税金であることは間違いのないことです。
人口減による税金が減収していくのが十分予想できる限りでは、将来的には先進国からの脱落も可能性は大きいのではないかと懸念しています。

一説によると、南海トラフ巨大地震が発生すると、経済的損失はン十兆円という巨額になり、日本は世界の最貧国になる恐れがあると出ています。何時かはわかりませんが確実にその巨大地震は発生するとの予想です。

日本人の数も大幅に減少するのでしょうか。

それにしても今回の台風の進路にあたった方々にとって、被害が少なくなることを祈ります。



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