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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2014/03/31 (Mon) 17:23
明日から

 明日から消費税アップですね。

 皆さんはなにか買いだめされたのでしょうか。

 この機会に家電品の買い換えや車の買い替えなどされた方も多いことと思います。庶民のささやかな防衛策ですが、その買い替え需要にウハウハの方たちももちろんおられるわけで。

 私めのことを申せば、食料品は保存期間があるのでそれほど出来ず、かと言って家電品を買い換えるということもなく、ましてや車を買い換えるなんぞ、んな贅沢なことしとったらバチ被りますもん。

 非常にささやかながら、本を建築の本から小説などなど少々多めに買いました。読書という外見に似合わない趣味を持っているんですよね。人は見かけによらないという典型です。

 普段なら買えそうにない高額の作品集なども、清水から飛び降りて買いました。清水さん、何回も飛び降りに利用させてもらっています。

 もちろんBOOKOFFさんにも大変お世話になっていますよ。ええ、ええ、おかげさまで結構買いだめできましたよ。今、積んどく状態ですが、そのうち読みますからね。しかし、BOOKOFFさんの105円コーナーは、明日から108円になるんですね。

 まだまだ買いたい本もありましたが、少々買いすぎたと自動制御装置が働きました。

 車を買い替えた人も多いようですね。

 私が今、ああこの車いいなと思っているのはアルファロメオのジュリエッタ。しかし350万もするんじゃとても手が出ません。

 時折街角で見かけるとその色っぽい外観に見とれますが、所詮は高嶺の花。あ、そうだ、これって青春時代に憧れるだけで声もかけられなかった(そうです、昔も今も純情なんです)女性に対する感情と似ているんですね。

 見てるだけで満足というかなんというか・・・・

 4月になったら私も御多分にもれず仕事で必要な本以外はしばらくは購入は控えます。妻からはお酒も控えるべしとの沙汰が出ていますが、こればっかりはご勘弁を代官様と直訴しています。

 兎にも角にも、明日から新年度が始まります。
 新人も転勤して新天地に配属なった方も、気を入れて仕事に向かいましょう。

 福岡の桜は見頃の土日に雨に打たれて葉桜状態と半々になっています。皆様の地方ではこれから満開でしょうか。




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テーマ : 思うこと - ジャンル : 学問・文化・芸術

2014/03/28 (Fri) 09:28
これから先の設計業界

 今、建築設計業界を含めて、その設計スタイルや建築に取り組む方向性が多様化してきています。

 専門書からの情報では、まず設計スタイルの分野で言えば、パソコンのデザインソフトの多様化に伴うデジタル設計を取り入れたコンピュテーショナルデザインというデザインスタイルが注目されているそうな。

 「そうな」と書くのは、知識も実体経験もしていないために、ヘェ~という感想を持ったため。

 かのザハ・ハディドは早くから取り組み、様々な造形をこうした設計ツールを活かして生み出していると記事には書かれています。

 大雑把に書くと、設計条件などを入力して条件に見合うあらゆる形状をパソコン上に3Dであらわし、そこに出てきた形状を組み合わせることで設計条件をクリアーした上にいままで表せなかった造形が生み出されることが可能になったという紹介記事です。
 
 そうなると、従来、紙と鉛筆でウンウン唸りながらデザインしてきた設計スタイル(古来の建築家像)というものが無くなり、新人だろうが経験者だろうがこうしたツールを使いこなせる人物が造形を作り出せた上に、従来経験をすることで習得してきた建築上の様々な問題もクリアーできてしまうということになるのでしょう。


 最近のデザインはCADが生み出した形が多くなってきていますが、こうしたツールが使われるようになると、3次元曲線も苦もなくデザインに取り入れられるようになるのでしょう。建築が彫刻に近づいていくきっかけになるのかもしれません。

 そして今、俄然注目されている3Dプリンター。

 これも今や家庭用に1台20万を切る製品が出てきています。まだまだコストダウンになることでしょうし、この3Dプリンターがあれば模型も簡単に短時間で製作できますので、零細な設計事務所にとってはとても気になる製品の一つです。しかしこの3Dプリンターから建物の模型を作り出すために対応しているCADは、多分Autocadあたりでしょう。

貧しい設計事務所御用達のJWCADへの対応はまだまだ数年先になることでしょう。しかし、こういうツールをいち早く取り入れて実務に活かしていくことは、設計業界においてこれから先、ますます要求されていくことになると予想されます。

 紀元前の私の大学時代はT定規と三角定規を駆使して図面を書いたものでした。それが就職して平行定規からドラフターという製図器械が取り入れられ、なんとまあ楽になったもんだと関心したのです。

 独立した時には最高レベルのドラフターと製図台を退職金を叩いて購入しました。これからはプロの建築士として生きていくためには道具も最高品質であるべきだという信念から。
 
 使い方などを修得する必要もなく、取り付けたその日から鉛筆で手が真っ黒になるくらいに製図板に張り付いていました。

 独立してまもなくワープロ用にパソコンを取り入れましたが図面はまだ手書きでした。

 そして汎用CADとしてのJWCADの出現です。

 最初に就職した会社にあったパソコンの中のCADは日影図作成のためのものという認識でしたし、データーの入力だけで半日かかりだったことを思うと、CADでの図面作成には二の足を踏んだものでした。

 しかし多分これから先、これは必須になると思いましたので、毎日のようにパソコンの前でCADの練習をし続けました。最初にCADで図面を作成して打ち合わせに提出した時はドキドキものだったことは嘘みたいな話です。

 ところが、この数年前から2DだったCADが3Dが当たり前になったと思った途端に、上に書いたような形で進化してきています。

 3Dもなかなかモノにできないうちに。

 とにかくもう団塊の世代の最終ランナーには対応できないことは明らか。

 これから先の建築設計のスタイルは、建築のハードな条件、依頼者がだすソフトな条件をパソコンに取り入れたら、あっという間にパソコン上に様々なデザインが表示(その段階で工事費も算出されているのは当たり前になっていることでしょう)されてきて3Dプリンターと連動させた模型が次々に提示されるはず。

 模型製作のテクニックも必要なくなるでしょう。

 ここまで来ると、建築設計者の仕事って何になるのでしょう。

 デザインを生み出す苦しみから開放され、様々なデザインが出来る喜びでしょうか。それともそれだけは手放さないというスタイルでしょうか。

 多分、この2つの生き方に分かれていくのかもしれません。それもあと20年もしないうちに。

 私自身も、新しい設計ツールが生み出されるのなら取り組んでみたいという気持ちは持ち続けていますが、そこはやはり先立つモノが合ってこそ可能な話。

 我が事務所には、鑑定団に出せるほどのお宝もなければ換金してこういうツールを買えるだけの余裕もありはしない。

 こうした零細個人事業の設計事務所も淘汰されていくのでしょう。

 
「強い者が生き残ったわけではない。賢い者が生き残ったわけでもない。変化に対応した者が生き残ったのだ」
 チャールズ・ダーウィン 



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2014/03/11 (Tue) 09:36
佐村河内と建築業界の共通点

 偽ベートーベンの謝罪?会見があったそうな。

 ニュースでしか見てないのでこういう表現になりますが。

 彼が問題とされているのは、耳が聞こえているはずにもかかわらず身体障害者手帳を手にしていた。自分の作曲でもないのに作曲家然として、いわゆる現代のベートーベンと言われるような演出をしていた。福島の被災者の義手の小学生を己の宣伝のために利用した。と諸々があります。

 特集を作ったNHKも面子が丸つぶれでしょうが、その特集を見た時、得も言えぬなんだか居心地の悪さも感じました。

 薄暗い光のなかで曲のイメージ作りをするシーンで、耳鳴りに苦しんでいるということを強調するつもりだろうと思いますが、頭を拳で叩き壁に頭を打ち付けるという動作にものすごい違和感を覚えたのは事実。

 私も片耳は赤ん坊の頃の医療事故のせいで全く聴覚がありません。
もう片方の聴力だけで生きてきましたが、その片方に負担をかけすぎたのか補聴器が10年ほど前から必要になってきました。

 そういう私も聴覚障害者の手帳(検査した耳鼻科の医者は「もう少し聴覚のレベルが悪かったら聴覚障害者に該当するところだった」と言っていましたが)なぞ持っていませんが、そういうレベルの私にも耳鳴りがするからと言って頭を壁にぶつけることは逆効果ということは体験済み。であるのになぜ彼はそういうことをするのかという疑問が出ましたが、今回はこの話と違って作曲をしていなかったということの話。

 彼は曲のイメージを文章もしくは図形にして本来の作曲者である新垣氏に渡したということ。

 しかし、これって我々設計業界に似ていませんか?

 我々は建築を作る前に設計図というものを描きますが、いわゆるデザイナーと呼ばれる方々はイメージだけでそれを図面化する人に依頼するということもあるようです。

 それとほぼ同じ作業ですね。

 佐村河内=デザイナー  新垣氏=図面を作成した人

 という見方をすれば、佐村河内がデザイン=作曲したと言ってもおかしくないでしょう。

 我々の業界では、デザイナーが他の人にイメージを伝えて図面化させ現実に建築が造りだされたら、その設計者としてイメージしたデザイナーが紹介されます。

 そのデザイナーが長髪でサングラスとヒゲを生やしていたとしても。
そう、我々の業界のデザイナーさんは何故か似たような格好をしている人が多い。

 特にその建物が斬新であればたとえそれが使い勝手や安全性や漏水の問題などを内包した建築であっても、そのことは全く一顧だにせず雑誌は掲載します。雑誌の見栄えの良さと売れるために。

 デザイナーも雑誌掲載と賞狙いのために、とにかく奇抜で目立てばいいという姿勢でいます。

 このように我々の業界のデザイナーと呼ばれる人と佐村河内の発想をたどると、同じようなラインが見えてくるでしょう。
 
 大きな違いは、我々の業界ではその作り出すものに対してお金を出す依頼者が居るということ。その依頼者の意向を尊重すべきということ。しかし、この「依頼者の意向」さえも無視し、雑誌掲載と賞狙いのために依頼者を丸め込み、脅したり透かしたりしてつくり上げる建築の基本さえも学んでいない奇抜な発想だけを持ち合わせているデザイナーと呼ばれる方々がかなりいるという事実。

 そうしたデザイナーの行為の挙句、危険な住宅、危険な建築が生み出されています。しかし依頼者がどれだけ困ろうとも、その建物がデザイナーの目論見通りに雑誌に載り何かの賞を貰ったら、そのデザイナーの名前が大々的に公表されますので、そりゃまあすごい宣伝になりますし、その箔のお陰で狙いどおりに次々に設計依頼も来ます。そしてその依頼者の中からまた次の被害者が生まれてくるというのも事実。

 話が脱線気味です。毎度のことで申し訳ありません。m(_ _)m

 要するに佐村河内が作曲したかどうかと問われれば、あちらの純粋芸術の業界での話では作曲していないということになりますが、われわれ業界ではデザインしたということになります。

 事程左様に我々の業界のデザイナーと呼ばれる人種は、じつに生きやすいことでしょう。デザイナーには資格は必要ありません。それでも設計者としてもてはやされます。

 面白いですねー

 佐村河内も、こっちの業界に来りゃよかったのにね。。。。




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