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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2013/06/24 (Mon) 08:01
富士山

世界遺産に富士山だけでなく三保の松原も登録されたというニュースで沸き立っています。

富士山は私も子供の頃から好きで、実物を目にしたいという気持ちを持ち続けていましたが、大学を卒業して就職が決まって東京に向かうとき、新幹線の窓から富士山が見られるとそれだけが嬉しかった記憶があります。ただ残念ながら雨天で富士山の裾野もはっきりと分からず、有楽町から東京駅に向かう間にビル群が雨で薄汚れて見え、ああ、俺はこんなに空気の汚い所で生活するのだと、気持ちが萎えたものでした。

それはともかく、勤務先のフロアーから遠方に富士山が見えたのには感動しました。
夕方、暮れなずんでいく空に夕日を背景に黒いシルエットの富士山が見えた時、しばらく見とれていました。高層ビルがない時代にはさぞや東京からも綺麗に富士山が遠望できたのだろうと想像するのにも難しくないほどでした。

あるとき仕事で富士宮で打合せをしていた時、そりゃもう富士山は目の前です。でかいのなんのって。
地元の人に、毎日富士山が目の前にあって羨ましいですねと話すと、生まれて当たり前のようにあるので何の感動もありませんとあっさりいなされてしまいました。まあ、そりゃそうです、毎日感動してた日にゃ身が持ちませんもの。確かに何年も東京にいると、最初の頃の感動も薄らいでしまいます。

東京から離れてもう25年以上経ちました。
富士山を見る機会もなくなりましたが、今回の世界遺産。たしかにやっぱり綺麗な山です。が、近くで見るとゴツい。なんとなく優美な姿なので女性的な印象を持ちますが、やっぱりごつい山です。

三保の松原も同時に世界遺産。
これで観光業者も売上倍増を企てています。それはそれで心配になります。
土産物屋さんがワンサカと開店し、客引きが激しくなってしまうと、落ち着いた景観も台無しになるのでは。

これは、長崎の大浦天主堂の周りのこともあるので。
私が子供の頃の大浦天主堂は、教会建築でも有り、周囲はそれほど喧騒のある場所ではなかったのですが、今や天主堂の廻りは観光客目当ての土産物屋が軒を並べて、歩く観光客への声掛けが激しく、そのために地元のものもワズラさしさにあまり近づかなくなりました。そしてますます、事情の分からない観光客目当てに呼び込みが激しさを増している状態です。

そんな現実を知っているだけに、世界遺産登録=観光客が激増=土産物屋さんがこぞって店を開く と言うことは、土産物屋の売上競争が激化し、呼びこみ競争で周辺の環境が劣化するという事にならないことを祈るばかりです。

それはともかく、世界遺産登録、おめでとうございます。

関係者の努力も報われて、さぞやお喜びのことでしょう。

富士山は、遠くにありて思うもの

タハハ(^^)v パクリです。m(_ _)m

PS/ここで私のCMです。
ン年ぶりにホムページを更新しました。
去年、四国の某市で公衆トイレのオープンコンペが有り、学生も応募できるということでしたので、学生が応募できるのならかなり思い切ったデザインも提案できるのじゃないかと思い応募したプランを載せました。

結果は玉砕でしたが、私としては結構気に入っていました。

そもそもオープンコンペそのものが少なく、たいていはその建物の設計実績がある者に限るという制約があります。美術館にしても博物館にしてもこの国のコンペはほとんどそう。その条件を満たす事務所はほぼ大手かメジャーな建築事務所くらいしか応募出来ないような仕組み。

役所でも民間でも実績がないと認めないという、この辺がこの国が活力を失う一因だと思っていますが、今度の都議選でもその傾向が顕著になりましたね。

それは話題が違うので、兎にも角にも、ホムページを更新するのも久しぶりなので登録方法もすっかり忘れていました。使っているソフトはホームページビルダーですが、実に実に面倒くさい。もっと簡単に出来んもんかと毎回思います。

と長々と書きましたが、興味が持てましたら御覧ください。

右上「リンク」欄の「松尾和昭建築計画室の紹介」をクリックしていただければ私の事務所のホムページに飛びます。




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2013/06/17 (Mon) 11:17
可能性は

とある建物の改修工事に際し、壁面緑化を提案しました。

周囲に対して壁面緑化することで都心のヒートアップの軽減化を唱えたものです。もちろんイニシャルコストやランニングコストも。

緑化の場合、イニシャルはそれほどでもないと感じられることは多いのですが、ランニングコストがやはりネックになります。このために何度もチャレンジしては跳ね返されることも数えきれません。

そもそもそれだけのコストを当初から見ているケースが皆無に近く、設計者(私のことですね)から予想もしない方向から建物緑化の提案が出てしかもランニングコストがかなりの金額になりますという説明を聞かされれば、よほど日頃から環境問題に対して意識の高い建築主でもない限り、なかなか首を縦に振ってくれることがないのは当たり前にしても、やはり残念。

屋上緑化にしても実現したのはまだ一件だけでしたが、こちらも今現在の状況は残念ながら悲惨なぐらい維持管理がなされていない。十分説明して納得していただいたにも関わらず、やはり日常的に意識して手間隙をかけるということは難しいのは現実。

そのこともあり維持管理の困難さは十分承知した上で、その困難さをわかりやすく説明した挙句、何度も何度も跳返されますが、今回もまた壁面緑化の提案をしてみました。もちろん闇雲に数撃ちゃ当たるというやり方ではありませんが、反応は、「言われることはわかるけど、ではあなたが維持管理してくれるのか?」といった感じです。つまり、鈍い私でもほぼ実現の可能性はゼロに近いってことは分かります。

説得力の無さも原因としてあるだろうということは承知していますが、環境向上は必要だということはほとんどの方は意識していても、いざ取り組むとなると、やはりコスト。

緑化した外観デザインの模型もこさえてしぶとく粘るつもりではいます。
しかしもし首を縦に振ってくれたとしても、コストの問題からいの一番に削られる項目でもあるってことは分かりきっているんですが、その分を上乗せしてもらえるはずもなく、それでも可能性がゼロではないという気持ちで取り組むしかないんですね。






2013/06/14 (Fri) 16:46
唯一無二の建築

カンブリア宮殿に伴茂さんが出ていました。

紙管を構造体に使った建築を作っているので、「紙の建築家」というキャッチフレーズでメディアに採りあげられています。

確かにロールの用紙の芯材に使われている紙管がかなりの強度があることは認識していても、だから建築の構造体に使えるのじゃないかと発想することには驚きです。
構造体といえば木造、鉄骨造、RC造というのが普通の認識ですが、紙で造るという発想はありません。

紙管の強度試験やら何やらをした結果を国土交通省に提出して構造体として認められたものだろうと思います。その努力たるや、どれだけ煩雑な書類などを書かされたかも予想できます。

紙管で造られた建築が紹介されていました。
仮設的なイメージにつながりますが、紙の質感が醸しだす大木のような列柱は、あるいみ神聖な雰囲気を醸し出しています。紙管で造られた教会は、その精神性がピュアな形で表現されていました。

この国のメジャーな建築家は、それぞれが得意とするジャンルで頭角を現しています。
伴さんは紙の建築
安藤さんはコンクリートの建築
伊東さんは浮遊する建築
隈さんは和のメソッドを使った建築
などなど

こうやって見ると、それぞれが他にない、その分野での図抜けた存在だということに気が付きます

安藤さんの鏡のようなコンクリート打ち放しがメディアで取り上げられ、家協会の賞を取った途端、同じようなコンクリート打ち放し建築があちこちに出現しています。

しかし、同じような打ち放しでは所詮二番煎じ。

鏡のような打ち放しを設計したのが安藤さんが初めてではないにしても、その彗星のようなデビューの後にちにあまねく知られた元プロボクサーで独学で建築を学んだという経歴と独特の押しの強いキャラクターもあり、安藤建築はたちまちに若者の模倣の対象になりました。

伊東建築もしかり。

東大から菊竹門下に入り、数年後に当てもなく独立した経歴は、当初はさほど仕事に恵まれていなかったにしても、天与の才を磨き上げ、リジッドな建築を「透ける建築」というキーワードで、独特の軽い「浮揚する建築」を造り出したのは前例のないこと故に、伊東豊雄は世界的な建築家へ大成しました。

こうやって見ると、メジャーになるかならないかの違いが見えてきます。

他の人にない、その人独特の感性というものが建築に反映されていることがポイント。
そして、そのことが受け入れられるまで続けること。

同じように個性的な感覚で設計した人もかなりの数に上がるものだと思います。しかしそのほぼすべての人たちは、残念ながらメジャーになれなかった。、

そういう中で勝ち残っていくということは、やはり確固とした意志の力でしょうか。
それとも人(発注者)の迷惑?を顧みない自己顕示欲の塊のなせる業でしょうか。多分そのどちらの要素もありでしょう。

建築は設計者の「意志」または「自我」と、発注者の「夢」あるいは「欲」とを紡ぎ合わせ三次元的に組み立てたものだと概念的には言えるかもしれません。

そうした設計者の「意志」または「自我」が結実したものが、「紙の建築」の伴茂であり、「コンクリート建築」の安藤忠雄であるわけです。

唯一無二のものを己の中に求め作り上げていくことが、建築家を目指す若者に求められるところでしょう。


2013/06/01 (Sat) 08:46
初ゴールド免許

運転免許更新に行って来ました。

まだ期日的には余裕がありますが、まだ大丈夫と思っているとなんだかんだと忙殺されてあっという間に余裕がなくなって慌てるということの繰り返しが多いので、いま少し暇なので電車で向かいました。

今回は初ゴールド。
前回も、ゴールド寸前だったんですが、更新直前に駐車違反でアウトでした。その事もあったので、早めに更新してゴールドをテにしようと目論んだわけですね。

場所は薬院にあるサンセルコと言うところの地下。
薬院駅から歩いて向かいつつ、いつもは車でそそくさと通り過ぎるばかりの場所ですので歩きながら建物探訪です。

金のかかった立派な建物の目白押しで、毎度のことながら小規模小コストに必死に取り組んでいる我が身から見ると、いったいなんであんなに金のかかった設計が出来るんだろうと。
見たこともないような高そうな石が使われていたり、省エネ法なんぞ何するものぞと言わんばかりの総ガラス張りの建物ありで。

総ガラス張りはいかにもコンテンポラリーなデザインしとるけんねと睥睨するように建っています。

そんな中、白井晟一の親和銀行本店第三次増築コンピューター棟(「カイショウ館」と雑誌で紹介されていますが、漢字が出てこないので^^;)に外観がそっくりの建物が巨大な建物の間にひっそりと建っているのが目に入りました。

「カイショウ館」の現物は見学に行っていましたが、その凛とした佇まいはやはり白井建築そのもので、群れない媚びない孤高の建築家そのものの生き様がにじみ出ていました。

群れない媚びないところまでは私もそれに近いんですが、あ、後が・・・・(-_-;)

目にした建築は形は似ても、建物の用途の違いがあるためでしょうか、残念ながら設計者の意思が伝わらない。
外壁に使っている石(道路挟んで見たので、本物かどうかがいまいちですが)の処理や、カイショウ館なみに湾曲してセンターにスリットを入れているのはいいとしても、スリットと全体のバランスが取れていません。

しかし、この設計者も白井建築の憧れたのかなということは伝わってきます。

という風に、更新会場までの5分あまりきょときょと周りを見回しながら歩いている様は、挙動不審の怪しいオッサンそのもの。警察官がいたら職務質問対象者になること間違いなし。

しかし、歩道とはいえ周りに注意していないと怪我のもと。
この国では歩道を自転車が走っていいことになっていますから、自転車にぶつかる恐れがあることに注意が必要。

自転車は、歩行者の邪魔にならないように走ることという道路交通法で書かれている本来の趣旨から大きく逸脱し、どけどけと言わんばかりの高圧的威嚇行為の存在。歩道の主役は歩行者ではなく自転車になってしまっている現実に、ポリどもの対応はいかがなものか。ネズミ捕りなどというこすっからいことで点数稼ぎをするのではなく、こうした歩道上の危険行為の自転車をこそ取り締まれよ。

自転車も免許制度にしたほうがよろしいのでは。

さて、ゴールドなので更新時間はたかだか30分の講習を受けても45分ほどで新しい免許が手に入りました。

免許証の写真を見るたび、確かに確実に年取って来ています。

だんだん死んだ親父に似てきたなー。
と言うことは、遺伝ならば親父が死んだ歳近くまで生きると痴呆になる恐れもあるのかも。

家族に迷惑をかけないようにピンピンコロリで居なくなりたいものです。


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