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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2011/07/25 (Mon) 09:44
諦めないということ

最後まで諦めないという言葉が、なでしこジャパンの優勝以来、日本人を生き返らせるキーワードになっています。そう、四面楚歌状態のかの方にとっても。

しかし、この諦めないという気持ちはとても精神力が要求されますね。
私は粘りがない性格のようなので、すぐに、「ま、いっか」と諦めモードにスイッチが入ってしまいます。

こんな性格は結構人には受けがいい。竹を割ったみたいな性格だ、とか、潔いとか。
総じてポジティブにとらえてもらえます。
本当はそんなんじゃダメなんだと思っているんですが。

古今東西、世界で何らかの実績を残した人のほとんどはネッチッコイ。つまりしつこい性格の人が多いのでは。
何かに取り組むとき、うまくいかないことのほうが多く、それでもあきらめないで続けていく姿勢が大切だということは、「ガイアの夜明け」などの企業人の努力を見せてくれる番組でも教えられます。

ここで話がコロッと変わりますが、私は趣味が読書です。
こんなことを書くと、普段からの私の行状を知っている知人友人から「ウソだろーオメー!何気取ってんだよ!」と言われるのであまりおおっぴらにはしていませんが、何を隠そう、読書なんです。
読書が趣味というとイメージ的には物静かな学者的な人が多いのかもしれませんが、何にでも想定外ってものはあるんだぞ、わが友よ。

啓発物から推理小説まで、恋愛物や宗教関係以外のジャンルはだいたい読みますが、本の中で教えられるというか諭されることが、この「最後まであきらめない」という気持ち。

構造不況業の設計業界にどっぷりはまり込んでいるわが身に仕事が次々に舞い込むわけではなく、下請けもしないのでは、経営状態というかつまるところ我が家の経済状態にも直結しているわけですが、長い間歯を食いしばってきたけど、もう限界かな、と思うこともしばしば。

それでも先月、5回目の事務所登録の更新を済ませました。

毎回の更新時に、次回の更新はできるのかしらと、思い続けてきましたが、ふらふらしながらも5回目になりました。そして、今回も思いました。次回の更新は無いかも。

成功するまで諦めなければだれでも成功する

という格言も目にします。
しかし、諦めないで大関を続けてきた魁皇が、今場所で、ここが退け時だということで引退しました。
ケースが違うにしても、そう、退け時という言葉もあるわけで。

かように、毎日のように波の上の木の葉のように(ウワッ!ポエジーな表現!もち、パクリですが。)、気持ちが揺らいでいます。

そんな中、最近読んだ本で励まされたのが「困ってるひと」大野更紗著

原因不明の難病にもかかわらず、病気の内容、治療方法、医者との絡みなどを知的でユーモアあふれる文章で面白くもしかし考えさせられました。そして、これほどの難病にもかかわらず一生懸命に生きていく姿に教えられます。

もひとつ書き足すと、この国の病人や老人を見殺しにする理不尽な医療制度を作り上げた厚生官僚の非情さも、実感として理解できます。

諦めない。

諦めない。

諦めない。

あきらめない

アキラメナイ

こうやって何度も目にすることで、私へのエールと、これを読んでいると思われる若き恵まれない建築士へのエールにします。

こんな恵まれないオジサンにも愛の手を、と、違う違う、

無知無能無金のオジサンもまだまだ諦めていないよ。君も、諦めないでください。



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2011/07/14 (Thu) 08:24
脱原発宣言

菅が脱原発を正式に表明しました。

市民活動出身者らしい考えに、ようやく持ち味が出てきたかと。しかし、あまりに遅きに失したようですが。

脱原発宣言なんてのは、国民に顔を向けないで経済界、電力会社に媚び続け、官僚どものサポートで成り立っていた自民党政権ではありえない話。どころか今も自民党政権だったら、今度の福島のトラブルがあっても、竹中平蔵のような国民を裏切って国会議員をさっさとやめたにもかかわらずいまだに識者面して厚顔無恥にもマスコミに顔を出す(鳩山よりも悪質)ような御用学者を使って原発は絶対必要だとか言わせるんでしょう。

佐賀県知事などは安全性が証明されないとか何とか言って市民の安全を最優先しているかのようなポーズを見せていたにもかかわらず、官僚のマリオネットの海江田から、安全は国が補償するという裏付けも信憑も持てない話に、それをもって安全が証明されたという世にも奇妙なレトリックで運転再開を容認したときには驚きましたが、親父が玄海原発の役員だったとがばれました。

要するに県民に対するパフォーマンスに過ぎなかったんですね。

実弟が原発の仕事をもらっていた玄海町長の早々の運転再開容認も、だからねという気になりました。

おまけに九電のサクラメールに至っては、この国の電力会社のみならず大企業の傲慢さと姑息さが露呈しました。

しかしことこのような事実が判明したにもかかわらず、この脱原発宣言も案の定足を引っ張ることしか考えない自民党の石原のような大企業寄りの連中に攻撃されていますね。具体策がないと。

確かにコンセプトだけでいったいどうやってそれを実現するのかという方法が書かれていませんが、鳩山にしても菅にしても、いったいこの国をどうしたいのかがわからないとくそみそに言われ続けていました。

国会対策だけでキュウキュウしていたこともあって理念としての方向が見えませんでした。

まあ、鳩山は友愛というわけのわからないことを述べていましたが、あまり真剣にとらえる必要のない人物の発言では何も伝わらない。

その流れで行くと、たとえ拙速であっても、この国から原発を無くそうという呼びかけは大いに支持できます。

菅も終わりに近づいてきてようやく本来の姿を見せてきました。それをもっと早く見せていれば、私も支持していたかもしれません。

福島の大惨劇を経験しているにもかかわらず相変わらず原発建設を進めようとする硬直した考え方しか持てない連中はなぜか右と呼ばれ、脱原発を唱えるとアカといわれる風潮も、変な国です。

リベラリストがアカと呼ばれるのは好戦国家のアメリカ帝国主義国家も同様のようです。
極右新聞の産経新聞なぞは、建設的な意見を挙げる考え方を持てず、ただひたすら民主党政権・菅を引きづりおろそうという意図しか感じられません。この新聞に頻繁に寄稿している桜井良子も同じ穴のムジナ。

大企業、官僚、政治屋にとって都合のいい政策を転換し、本来、この国の主人公である国民の幸せを考えることが政治家の本分だと思いますが。

2011/07/04 (Mon) 08:57
流動化現象

東日本大震災の時、地面が液化現象を起こしてしまったケースが数多く見られました。

そのほとんどが昔の河川や沼、池、海岸などの埋立地であったことは容易に想像できますが、最近届いた専門書(といっても、しばらく積読していましたので、ほぼ1週間前に届いた雑誌ですが)によりますと、高台であっても液化現象がおきたところがあったそうな。

規模の大きい建築の設計時には地盤調査を行うのが当たり前だのクラッカーで、住宅であっても同様の調査を行いますね。しかし、その調査方法が異なることは専門家以外の人はあまり知らない。

前者の場合はボーリング調査(載荷試験)といって、直径30cmの円盤に8段階以上の荷を最大30分載せて(載荷)その沈下量を測定することで地盤の強度や性質を調べるというもので、費用はおおよそ20万円/箇所です。

大規模であれば建物の数か所を測定する必要があります。その測定値から地質がどのように地中で構成されているかを予想することで、杭の長さを決めます。
あまりにも支持層が深すぎる場合はコストがかかりますので、支持杭から節杭(杭に節状のでっぱりを付けて摩擦力を高めることで支持力を保つ杭。摩擦杭とも言います)に変更することも検討します。

この20万円/箇所という金額が後者の規模の建築ではコストのウエイトが大きくなりすぎますので、SWSという方式で調査します。このSWSのことは以前ブログに書いていますので説明は割愛しますが、この方式の欠点は、地盤の構成や地下水位が把握しにくいということ。

流動化現象の原因は、この地盤構成と地下水位によると報告されています。

地下水位が高い、ということは、土の中の成分がいつも水に浸されているということを意味しますので、これが地震の時に水が激しく動くことで、それまで安定していた土粒の間隔が広がり、液化状態になって支持力が低下し、ほかの地盤との段差が生じてその液状化した土砂が地表に噴出してしまうことが流動化という現象です。

河川を埋め立てて50年以上も経った場所が流動化を起こしている事例が報告されています。

通常は50年もたてばしっかり安定した土壌になっているものと予想してしまいますが、実際はこのように半世紀を経てもリスクは存在していることを教えてくれます。

埋立地であるかどうかは、古地図や古い地名から予想できるようですが、コスト的に可能ならばボーリング調査を行って対策を講じたほうが安心でしょう。

新しい地名はやたらと**ヶ丘だとか響きのいい地名に変えているケースが多いので、土地を購入の際は、われわれ建築専門家のアドバイスを得るようにされることをお勧めします。

2011/07/01 (Fri) 15:08
住宅は平面が大事

建築を設計するとき、外観デザインから入る人と平面デザインから入る人に分けられると思います。

これは曲を作るときにメロディー(外観)から作る人と詞(平面)から作る人がいるのにも似ています。
ちなみにポールマッカートニーはメロディーを先に作るそうですが、自分で作詞作曲している歌手のほとんどがそうだろうと思います。

建築の場合、個人住宅・集合住宅・事務所建築など、多種多様な用途や規模に分かれていますので、外観からデザイン出来るケースもあればそうはいかないケースもあり一概にどの方法で進めるのかは判断着きかねます。

しかし、こと住宅においては平面の出来栄えが何より大切だと思っています。

もちろん平面を考えるときには断面や立面も同時進行で考えますし、立面や断面を優先して平面を変えることもたびたびあるのはどなたも同じでしょう。

住宅では平面が大切だということは吉村順三氏も著されています。

最近は3DなるCADソフトも普及してきて、平面を考えながら立面や断面のスタディも楽になりました。

しかし、最終的にはどうしても模型を作っています。

やっぱりオジサンはアナログ人間ですもの・・・・

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