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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2009/02/03 (Tue) 08:43
今朝来た新聞の片隅に書いてある

今朝の新聞に、国産杉を不燃材として開発した製品が国の認定を受けたことで、建築基準法上の準防火地域や法22条指定地域内で、延焼の恐れのあるライン以内で外壁材として木材の使用が可能になったとの記事が載っていました。

従来は木を外壁に使いたい場合は、延焼ラインから外れた場所か下地を耐火構造か防火構造で作って表面に化粧材として木を使う方法を取って来ましたが、前者の方法では立面的に違和感を持つことになりますし後者の場合ではよほど予算があるか依頼者の理解があるか、はたまた設計者が口八丁手八丁で依頼者を丸め込むかの方法でしか実現できませんでしたが、木材が不燃材料としての認定が得られればそんなことはまったく気にしないでデザインできますね。

でも、ちょっとまてよ。本来燃えるはずの木が燃えないということは何らかの薬剤処理をしてるんじゃあんめーかと疑いの目をして記事を読み進めると、やっぱりありました。そこには「木材に特殊な薬剤を注入するなどして、・・・」と書いてあります。

今までも木のもつ欠点を改善した建材はありました。
「燃えん、腐らん、蟻付かん」というキャッチフレーズでTVCMも流れていましたが、これもすべて薬剤処理材なので純粋な木材というわけではないのですね。したがって、木の香りはかすかにあるものの果たしてこれが木といえるのかしらと疑問に思ったことがありましたが、これと同じです。

現物がどんな感じなのか実際に見てみないと判断しかねますが、木のテクスチャーが生かされていて施主の理解があれば採用してみたいような気もします。

私に依頼が来る住宅は圧倒的に木造が多いのですが、内部も私の設計スタンスとして真壁工法の漆喰や珪藻土などの塗り壁が多いものですから、印象としては和風の印象をもたれます。本人は**風というのは意識していなくて、住宅内部の生活空間は健康的にしつらえたいとの考えで設計しているつもりですが、この国の気候風土を考えるとどうしても昔ながらの真壁+漆喰壁という線になってしまうのが事実です。

予算面から外壁を塗り壁に出来ないことも多く、必然的に不燃材認定品である窯業系のサイディングを採用せざるを得ないことも多々生じます。

他に何か出来ないものかと毎回模索しますが、サイディング以外のパネル系ではディテール処理で加工手間がかかってしまうことも多く、そのことは必然的にコストアップにつながりますので、どうしても窯業系サイディングを採用するというケースになります。

そこでこのように木材で外壁が処理できるようになれば、たとえ薬剤処理されたものであっても選択の幅は広がりそうだと期待できそうですが、薬剤処理している手間もかかっていますし開発費用だって単価に乗せられれることでしょうね。だからコスト的には結構な金額になるのじゃないかなと予想します。

で、やっぱり窯業系のサイディングしか使えないってことになるのかな・・・

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