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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2008/06/16 (Mon) 17:54
耐震性の確保

中国四川省で大地震があってそれほど間もないというのに今度は東北地方で地震。しかもこの断層での地震の発生確率はほぼゼロとみなされていた場所とのことで、こうなると本当に日本という国土には揺れないところは無いと思い知らされます。

地すべりで50mも押し流されて、宿泊客が埋められている湯治宿の映像がTVで流れていましたが、地すべりなら杭で固定されている鉄筋コンクリート造でも被害が予想されるので、ましてや木造なら防ぎようがないですね。

福岡県の木造耐震診断アドバイザーという資格を持っていますので、時々県からの依頼で近隣の居住区域内における木造家屋の耐震診断の依頼を受けて診断に行くことがたびたびありますが、福岡の地震の後では診断依頼はまま多かったものの、地震からわずか3年程度というのに今は年に2件程度という状態です。

福岡には警固断層という前回の地震の元凶がしっかりと存在し、しかも今後30年以内に M7.2以上の地震が起きる確率は6%といわれているにもかかわらず、のど元過ぎれば何とかです。

そう、人のことはいくらでも言いますね。ハハハ

既存の木造住宅でのの耐震性を向上させるためには、一にも二にも耐震壁を増やすことです。
耐震壁とは筋交いか構造用合板を張った壁のことですが、それをX方向、Y方向ともにバランスよく配置することです。
筋交いの水平長さは最低90cm必要で構造用合板は同じく60cmは必要です。それ以下では耐震性能としての効果は期待できません。

筋交いの取り付けも専用の金具と指定された釘の種類と本数によって始めて期待できるものになります。構造用合板も合板を張ったから安心だと思うのは危険です。同じように釘の種類や釘の間隔、釘が表面からめり込んでいないかどうかが肝心です。

現在の釘打ちは大工さんが一本ずつ金槌で打っているのではなくエアガンのような器具で打ち込んでいますので、打ち込み加減を機械の方で調整する必要があるので、これが結構面倒なせいか必要以上の圧で打ち込むことで釘がめり込み、その分、構造用合板が本来持っているはずの耐震性能が落ちることになります。

構造用合板の耐震性能はその材料の厚みで計算されていますので、釘がめり込むと、そのめり込んだところは当初の厚みが確保できていないということになり、地震による揺れに対してめり込んだ釘のところから割れが入り耐震性能が確保できないということは実証されています。

このようなことは専門的な内容になってきますので現場監督もしくは監理者による現場の検査を厳密にしないと期待されている耐震性能が確保できません。

筋交いがあるからとか構造用合板だから安心だと思わないで、耐震性能を確保するためにはどのような施工をしないといけないのかをしっかりと把握する必要があります。

だから(ここからCMです)しっかりとした設計監理のできる設計事務所を選びましょう。(^^)v











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