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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2008/02/21 (Thu) 18:15
足がかりになるものは無いですか

窃盗犯が進入するのは1階ばかりだと思っている方、認識を改めてください。
今まで書いている内容は確かに戸建て住宅を念頭にしていますが、今回書く内容は集合住宅にも当てはまります。

敷地内に入り込んだ窃盗犯は計画性も無く入っているわけではなく、彼らがまずするのは逃走経路の確認です。安全に(彼らにとってですよ)確実に逃げられるルートを確保してから侵入します。

これらの調査は事前に昼間に行っていることが多いようです。ですから昼間の不審者へ街ぐるみでの監視体制が非常に大切なんです。

1階から入る場所が見つからない場合か2階にベランダなどがありそこに容易に上がれる場合は、2階から侵入します。

最近の住宅では庭にスチールの物置が置かれているケースが多いようですが、実はこの物置が2階への足掛りになりやすいのです。

この物置の屋根に上り、そこから手がかかる場所を見つけてベランダに乗り込むというケースが多いそうです。

または雨樋を使って上るということもあるようです。

この雨樋というものは集合住宅の場合、バルコニーに取り付いていることが多く、しかも規模が大きい集合住宅ほど雨樋の太さも作りもしっかりしていますので、人一人摑まっても容易に外れることはありません。

バルコニーの雨樋を上ってもバルコニーが邪魔して上れないような構造ならとりあえずは大丈夫ですが、バルコニーの先端についているような場合では身軽な窃盗犯には容易に上ってしまいます。ですから、自分は上の階だから安心だと思い込んでバルコニーのサッシの鍵もかけないでいたら、そこから入られてしまったというケースが多いそうです。

車庫の屋根も容易に上れるようです。
最近はおまけに屋根材がポリカーボネートガラスという強度のある材料で作られていますので、割れることがありませんので人一人楽に問題なく乗れます。
車庫は建物に隣接して作られていることが多いので、この屋根に上られてしまったら簡単に2階の部屋に入り込めます。

このように、2階だから大丈夫という間違った認識を持たないで、物置や車庫の屋根などが建物のすぐ傍にないかどうか、足場になって2階に上られないかどうかの確認が必要です。

泥棒に入られてお金の被害だけならまだ救えますが、最近では住民を殺害してから金を盗むという荒っぽい犯罪が増えてきています。

壁を壊してそこから侵入する手口もあるそうです。

ピッキングの被害が減少しているそうですが、ドアの枠の隙間にバールの先を差し込んで力任せに枠ごと変形させてドアを開ける荒っぽいケースが増えてきているとの報告があります。

鍵もドアもPC認定品を使うような工夫をしましょう。そして、窃盗犯の足がかかりになるようなものがないかどうかを再チェックしてください。

命までとられてはたまりません。
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2008/02/11 (Mon) 10:37
本当は怖い面格子

インターホンの取り付け位置について前回は書きました。

窃盗犯は昼間に進入することもあるかもしれませんが、ほとんどは夜間です。
家人が寝静まってしまうのを待って、目星を付けた箇所から進入します。

1階には防犯のための面格子や雨戸を閉めるお宅も多いことと思いますが、この2つのアイテム、そんなに安心だと思いますか?私でもその両方とも時間さえあればはずせます。
窃盗に関する素人(当たり前)の私は時間かかるので仕方ない?にしても、プロ?の窃盗犯にしてみれば3分もかからないという警察のデーターもあるようです。

まず面格子ですが、ほとんどは後付けタイプです。
後から付けるとしたら当然付けやすいつくりになっているはずですよね。ということは当然のように外しやすいということにもなります。
現在の製品は改善されていますが、少し古いお宅になると、この面格子は外から丸見えのビスで取り付けているケースがほとんどです。

窃盗に入ろうという輩が手ぶらでやってくると思いますか?
連中もそれなりの準備をしてきますので、ビスなんか簡単に外します。
そこで怖いのが、格子が入っているから安心だと錯覚して、特に夏場は格子が付いている窓を通風のために開けっ放しにしているケースが多いこと。

外から丸見えのビス止めの格子は簡単に取り外されて、いらっしゃいとばかりに開け放された窓から入り込めますね。

これほど後付けの格子はアルミであれスチールであれ木製であれ、外すのは難しくないということです。その欠点を改善された製品として、アルミサッシと一体化された面格子やCPの認定品の格子がありますので、早めの取り替えをお勧めします。

雨戸も同様ですね。これは方法は書きませんが、音を出さないようにすることに注意すれば外すのはそれほど難しくありません。

このように面格子が入っているからとか雨戸を閉めているからということはまったく防犯の役に立っていないことを認識してください。

一般のアルミサッシから侵入する場合はTVのドラマなどでもよく目にすることが多いと思いますが、窓ガラスを割ってサッシのクレセントを外すのも簡単にできますので、ガラスが簡単に割れないような2枚のガラスの間にフィルムを挟みこんだ合わせわせガラスを付けられることをお勧めします。

しかし、この合わせガラスがまだまだ高額なもので、私自身、まだ住宅設計で取り上げられないくらいですが、ご近所が窃盗に入られて心配だという方は、この合わせガラスを入れてください。このガラスはバールでたたいても貫通しないくらい丈夫ですので、まず窃盗犯は窓からの侵入を諦めます。

でも、窃盗犯が窓に近づけないようにすることのほうが先決だろうと当然思いますよね。

そのために番犬になるようにな犬を飼うとか方法があるかもしれませんが、この犬もあまりあてになりません。
犬が見知らぬ人に吼えるのが仕事みたいなものですが、飼い主はそれがたびたびだとご近所の手前、吼えたときに叱ることが多くなります。
その繰り返しで犬は吼えなくなります。あるいは窃盗犯が気長に餌を与えることで馴らしてしまえば、同じように吼えなくなりますね。むしろ慣れた人が近づくと喜んで吼えるということもあるかもしれませんが、あまり犬に期待しないほうがいいでしょう。

犬があてになら無いなら、次にできる方法として建物の周囲に小さな砂利か細かい砂を敷き詰めましょう。
砂利は人が歩くと歩行音が響きますので窃盗犯にしてみればとても気になるものでしょうし、細かい砂は足跡がしっかりと残るので、これも窃盗犯には証拠が残るので嫌がります。

窃盗犯に対する嫌がらせはどんどん積極的にしましょう。

しかし、窃盗犯が進入するのは1階だけではありません。

次回は、この続きを。

2008/02/04 (Mon) 13:33
見通しの確保とインターホンの位置

街路や公園の防犯のために必要なことは、防犯計画の全てに共通なのは視認性の向上です。
見通しができることが大切です。

緑が多いほうが環境問題の観点からは好ましいことは事実ですが、大木や茂った樹木があると、その中に入た人は外からは見えにくくなりますので犯罪意図者にとっては非常に好都合です。人の視線にさらされることを気にしないで目的とする人や家屋に近づくことができます。

街路に面してブロックなどの堅固な塀を人の頭ほどの高さに作っているケースが今でも多く見られますが、この意味することは何でしょうか。

これから先は自分の領域だから何人とも入ってくるなという意図だということは、その威圧的で無機質なブロック塀の表情から伝わってきますが、善良な市民はそれで無理して入ろうという気は起きませんが犯罪者はこれ幸いで喜んで入っていきます。

なぜなら、その塀の内側に入ってしまえば塀そのものが他からの視線を遮ってくれます。

おまけに、そのように塀を作る家は、不思議と植木などもそれほど手入れしていないで生い茂らせるままにしているケースが多いですね。

それも好都合です。

犯罪者は侵入する家のめぼしをつけたら、実行するまでいろいろ調べるそうです。
家族の数や帰宅時間、防犯設備などを調べて、平日の昼間に訪問客を装ってインターホンを押して留守であることを確認するようです。

視線をさえぎる塀や樹木の問題を書きましたが、犯罪者の行為として留守かどうかを調べるためにいったんインターホンを押すということに注目してください。

皆さんのお宅で、インターホンはどこについていますか?

道路沿いの門のところですか?
それとも玄関ドアの横ですか?

玄関ドアの横についている場合、訪問客を装った犯罪者が玄関まで入ってきても、ご近所の人はお客さんだろうと思いますので注意を払いません。そしてなお悪いことに、玄関ドアに近づくにつれ、家の中の様子をうかがうことができます。

訪問客を装った犯罪者は、インターホンを押して留守が分かると、そのまま家の裏に回りこみ、外からの視線が遮断されるところを見つけてそこから進入しようとします。

防犯の基本は見通しの確保と、第三者が容易に敷地内に入り込めないようにインターホンは道路のそばに付けましょう。
インターホンも録画可能なTVカメラ付きにして、インターホンに「録画中」というような文字が出るような製品を選びましょう。

現在付いているインターホンから簡単に取り替えられますから、まずこれから取り掛かりましょう。

次回からはもっぱら住宅における防犯設計について書いていきます。

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