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れれれのおじさん

Author:れれれのおじさん
長崎生まれで高校卒業まで長崎育ち。74年に建築設計の世界に入り、ゼネコンの設計部、アトリエ系の設計事務所などを、さらしに差した鉛筆一本で渡り歩いて設計を修行。86年に縁もゆかりも無い福岡で設計事務所を開設。日本の気候風土に合った風通しのいい住宅を基本に、自然素材を使った住宅造りを続けている。

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2007/10/30 (Tue) 13:43
コピー機が壊れて

昨日、おおよそ10年近く使ってきたコピー機がついに壊れてしまいました。

コピーしたときに機械内部でバリバリとすさまじい音がして、な、なにごとだと大慌て。そばにいた猫どもも主人の困っている姿にもにゃんとも思わず、大きな音に驚いて飛んで逃げました。

スイッチを切って中を開けてみたら、紙を送るローラーのゴムが劣化してボロボロになった上にトナーの粉がこびりついて、まるでアスファルトがべとべとにくっついたようなチューインガムのような状態。
巻き込んだ紙を気長に取り除くしかないと思いきや、紙を取り除く時、しっかりこびりついたゴムも一緒に取れてしまいました。

リースもとっくの昔に終わり、数年に及ぶメーカーの買い替え案内も無視し続けてきたのでメーカーのメンテナンスも打ち切られ、コピーした状態が少々汚れてても、仕方あんめいと使い続けてきましたが、もはやローラーのべとついたゴムを取り除いても紙が内部で巻き込まれて出てこなくなりました。

高価なコピー機を新たに購入する余裕もないし、中古でもと考えはしたものの、そもそもコピーを一月に100枚もすることはあまりなく、PCからの取出しが中心ですのでプリンターでの出力が主力になってしまったので、コピー機の必要性がほとんどなくなっていました。

これからはコンビニでコピーする方法を取るしかなくなりましたが、さてさて今まであったコピー機がなくなったスペースに何を置こうかと思案している時に、下から猫どもが顔をじっと見つめています。

ビンボー事務所に長いこと付き合ってくれたコピー機に感謝し、メーカーに廃棄処分を依頼したところ、その金額の高いこと高いこと。ヤメヨカシラと思いましたが、使えないものを置いとく余裕もないので、これもシャーアンメ。



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2007/10/25 (Thu) 13:33
恥知らずの文化

日本中が偽装国家になっちまいました。

食品問題から官僚まで、隅から隅までずずずい~っと、悪いことやってもばれなきゃ儲けもんという浅ましい考えで来ています。

それにしてもニュースを見たらいつでも誰かが頭を下げているシーンばかり見せ付けられますね。

耐震偽造を姉歯がやったおかげで、官僚がそれいけドンドンで建築士性悪説のロジックをおったてて建築基準法をがんじがらめの法律に変えてしまいました。そのせいで建築業界が大不況に陥る可能性があることも無視し、さらに締め付けようという魂胆です。

建築業界がどうなろうと俺たちの決めたことを守れ、とお勉強ばかりしてきて実務を知らない連中のヒステリックやり口に右往左往させられていたところに、今度は自衛隊のインド洋での給油量のごまかし。

これって早い話が、給油量偽装ですよね。
早い時期に報告した量と実際の給油量が違っていたのが分かっていたにも関らずほおカムリをして来たようです。

本当にこの国の軍隊と言う組織は、軍国主義の時代から都合の悪いことを隠す体質は変わっていませんね。こんな連中、また暴走しかねません。で、この連中の取り締まりを、官僚連中は性悪説で法律を作ってびしびし締め付けるのでしょうね。

当然期待しています。

厚生労働省のデータの放置の問題も、あの薬害エイズのときと同じことを繰り返しました。TVカメラの前で、現在の厚労省の担当課長は、全くヒトゴトのような顔をして責任感のかけらも見せず、忘れていたということですねとコメントしていました。

当時の責任者だった元担当課長も、薄ら笑いのような顔つきで、責任感のかけらも感じさせず、この連中に命を左右された患者たちの悔しさを思い知らせてやりたいものです。

そして、防衛省の最高幹部の業者との癒着問題。
これもひどい話です。

で、官僚の方々、これも今後こんなことがないようにこの連中の取り締まりのための法律を作ってくれることを大いに期待しています。

えっ、相手が官僚仲間なら必要ないって?

そんなら、官僚の連中の程度が弱いものいじめが得意だということですよね。まさか、そんな国民を馬鹿にしたようなことは、おりこうさんの官僚の方々がなさるまい。

食品の安全なんか、中国のことを非難できませんね。
よくまあ、次から次に考え付くこと。本当にあきれてしまいます。

張っているシールも信用できないとしたら、何を信じたらいいんでしょうか。国産と書いてあっても、これも簡単に変えられますものね。
で、ばれたら、担当者の入力ミスでしたと頭を下げる。意図的にやりましたなんて言わないですものね。

まえにも書きましたが、この国の品格なんて政治屋や官僚を含めて無くなってしまいました。

恥の文化が恥知らずの文化になってしまったようです。



2007/10/21 (Sun) 09:33
炭は隅に置けない?

昨日は断熱材のことを書いたところ、いつも読んでいただいている方から拍手と感想をいただき、やれ嬉と喜んだ勢いで、今日は調子に乗って炭のことを書きますぞ。

よく建売や建材などの謳い文句で、床下に炭を入れているから床下の湿気を取り除き、マイナスイオン効果で環境が良くなると書いているのをよく目にしませんか?炭なら自然素材だから、自然素材ブームでもあるのでなんだかヨサソ、と。

そこのところがメーカーの付け目です。
炭を入れればそんなに床下の湿気が取れるとお思いですか?
はっきり言えば、そんなこつないとです!
マイナスイオンも、実際のところ効果のほどはまだまだ研究者の間でも結論は出ていません。どうも日本だけがマイナスイオンと騒いでいるらしいですね。

調湿効果に関しての実験データもありますし、炭の専門家の見解も同様です。炭だけでは湿気は取れないどころか、施工が悪かったらカビが出たり、炭の生成温度が低かったら白蟻の餌になるってこと、知らなかったでしょう?炭なら何でもいいってもんではないんです。

しかし化学物質の吸着の面では実験データーでも効果が出ているそうですが、床下の湿気の除去の面では、あくまでも補助的であって、床下の湿気の除去は防湿シートを敷きこんだほうが効果的です。
炭を敷くならその上8~10cmの厚みで敷きこめば、少々効果がありそうだという程度ですね。

炭には白炭と黒炭があり、前者の代表格は備長炭ですが、これは臭いの吸着効果があるようです。もちろん、私の好きな焼き鳥屋さんでも活躍していますね。
黒炭は柔らかい仕上がりになっていて、調湿効果があるようです。

炭の効果を期待するのなら、化学物質の吸着の効果があるようですので、壁材として考えられてみてください。
炭を入れた漆喰だとか塗料も出ています。割高ですがシックハウス対策としていいかもしれませんよ。

しかし、床下に入れた炭で湿気が無くなるような気にさせるメーカーの手法は、このことに限らず様々な面で大々的にTVでも放映されていますので、踊らされないようにしてください。そのためにも、このシリーズ、ちょっと続けてみますね。

今日は短めですが、足元で猫が飯よこせと騒いでいるので、この辺で。

2007/10/20 (Sat) 09:32
秋が来た

ようやく気温も下がってきて、秋も深まってきた気配が感じられ、果物も豊富に店の陳列棚に並べられています。
食卓って書いてないところに気がつきました?

我が家の果物といえば、昔は病気した時に1本くらいしか食べれなくて丸ごと食べたいと子供心に切に願っていたあの高級果物の面影が微塵もなくなったバナナとりんごが定番でして、ブドウなんかが出ると(一房丸まるじゃないってことですが)、やったー!明日はホームランだ!と分かる人にだけわかる昔のCMで流れたフレーズを言うのがいつの間にか私の慣わしになってしまいました。カミサンは??というような顔をしていますが、毎度のことなのでまた訳の分からんこと言ってると相手にしてくれませんが。

とまあ、何を書きたいのか出だしがいきなり季節の言葉で始めてしまったので、どこに落とそうかと悩みつつ・・・、そうそう、寒くなってきたので断熱材のことを書こうと思ったんですが、出だしに果物の話になってブレーキがかかんなくなくなっちまいました。メンボクナイ。

断熱材に関しては一般的に知られているのはグラスウールですね。
黄色い色してふわふわのヤツですが、このグラスウールは濡れてしまうと断熱性能が期待できなくなるので最近ではポリ袋に入れている製品が一般的になっています。しかし、どうしてもカットしないといけない場合も有り、その時はチクチクしてたまらない状態になります。
アスベストは吸い込んだら肺がんの発生の恐れがあるということが分かったので使用禁止になったのですが、グラスウールのこのチクチクした繊維も吸い込んで何らかの支障がないのか気になるところですが、現在のところそのような話はないようです。

通常使われる断熱材には、他にはロックウールやセルロースファイバー、羊毛、発泡コルク、石油系精製品など様々ですが、断熱性能は製品の厚みと密度によって決ってきますので、グラスウールからロックウールに変えるだけでは何も効果はありません。

最近では充填工法では隙間が生じる可能性も有り(外断熱に関しては以前書いていますので省きます)、隙間があっては断熱効果が期待できませんので、現場で均一に膜を作るメンブレン工法といわれるブロー方式が増えてきました。リサイクル紙から出来たセルロースファイバーや現場発泡のウレタンやポリスチレンなどの石油系の断熱材がそれに当たります。

省エネルギー法によって全国が5つの地域に分けられ、それぞれの地域ごとに床、壁、天井に使う断熱材の仕様が決められています。次世代型といわれている断熱材の仕様は、ワンランクアップになります。
が、いつも思うのですが、夏涼しく冬暖かい家ってどういうことなのか理解できないのですね。

確かに断熱材をそれなりにしっかり入れれば夏のクーラーや冬の暖房の効果が逃げなくて室内に長持ちするということから、そのような話になるのでしょうが、それって結局、エアコンに頼っている生活じゃん、ととつぜん九州人のくせに横浜弁になりましたが、そう思いません?

省エネルギーといいながら、結局エアコンに頼っての夏涼しく冬暖かい生活なんです。

夏は空気が暑いから、どこにいても暑いに決っとるし、冬は空気が冷えているから、どこにいても寒いんじゃ!と頑固オヤジ風に大きな声を出して言いたい!

機械に頼った生活をぼかすようなレトリックにだまされるなぁ!

夏は風通しを良くすりゃエアコンなんかよりも気持ち良いし、冬は寒けりゃ厚着すりゃいいんでないかい?

そりゃ、断熱材は入れますよ。でもね、断熱材といくら入れたって、寒いのは寒いし暑いのは暑いんです。この辺は思い違いしないようにしてもらいたいもんです。断熱材は空気を暖めたり冷やしたりしません。

だから、機械に頼らない生活を取り戻しませんか?

年取ると暑いのが苦手になってきたのでこんなブログを書きました。
でも、今年の夏の暑さは異常でしたね。我が家の猫どもも、ようやく丸まって寝るようになりましたが、猫っていったいどこで汗かいているのでしょうか。犬は分かりますが、猫がべろ出してアフアフ言ってるの、見ませんものね・・・









2007/10/16 (Tue) 13:20
亀田ってお菓子のメーカー?

全く、日本のスポーツ界ってのは救いがたいものだという事件がまた起きました。もう世間でもあきれられているかのチンピラ一家亀田家の次男が、タイトルマッチで負けるのが嫌さで反則しまくりだったとか。

実は放送の時は見ていなかったんです。
始まる時間は知っていましたが、放送局があのTBSならまともに放送しないと分かっていましたので。で、30分くらい過ぎてまわしたら、まだ始まっていない。案の定、じらすだけじらす、いやらしい放送の仕方です。

アホクサイのでほったらかして、おおよそ1時間半くらい過ぎてみたら、ようやくやっていました。クソ生意気な亀田家の連中の顔は見たくも無かったし結果だけ分かればよかったので、放送終了前に見たところ、予想通り亀田が負けて引き上げるところが移っていました。顔はそれほどはれていなかったようでしたが、チャンピオンのほうが目の周りが赤くなっていて、れれれ、結構打たれたのか?と、その時は思ったんですね。

ところが驚いたことに、反則行為で目にグラブを刷り込んだりしていたらしく、その証拠写真まで出るにいたっては、実にこの連中、まともじゃないということを白日の下にさらけ出したようなもの(周知のことですけどね)ですが、そのチンピラ家族をスター扱いにしてきたTBSもやっぱりまともじゃないですね。

この放送局、ずいぶん前、ガチンコファイトクラブのようなものをやっていた時も、もろにやらせだったことは判明していますが、その放送手法が前回のシーンを長々と繰り返し、延ばしに延ばして今回の放送分を少々ながすという実に姑息な方法を取っていましたが、今回も試合開始まで長々と延ばしてじらす手法をとったようです。

上に書いたようにTBSのこのような放送のやり口は分かっていますので、TBSが作る番組までも、まともに見る気も無く、ニュース番組でのこの放送局に雇われているコメンターの発言も露骨にTBSに媚びたことしかしないような番組じゃ見れないですね。かの みの何某も亀田の擁護に躍起でしたね。見苦しいもんた

TBSに限らず日本の放送局は、事実を事実のまま放送するという姿勢に欠けているようです。
その代表格のNHKは、政府に都合の悪い内容はさらりと流し、肝心の部分はぼかして放送することが得意ですし、日本テレビは池田教に支配され、その宣伝部長の久本の息のかかったタレントを持ち上げることに躍起になっているし、親会社が読売じゃ自民党に都合の悪いことは隠します。当然公明党に関しては言わずもがなですね。

TV朝日は親会社が朝日新聞で一番好きな放送局でもありますが、捏造事件もあり、信頼性が落ちてきました。

フジテレビは、報道することよりもバラエティに力を入れていて、アナウンサーもタレントと勘違いしている連中が集まっていますね。その連中、あわよくば野球選手をモノにしようと狙ってんでしょうか。ニュース番組も掘り下げ方が足りないようです。

TV東京は、日経新聞が親会社なので、経済面での内容は評価できますが、新聞そのもののスタンスは極右のサンケイほどではないにしても体制擁護。ま、経済界は現在の体制が変わる事が怖いからでしょうね。

とまあ、私の感想です。あ、そうそう、NHKの教育チャンネルを忘れていましたが、感想、ありません。

いろんなご意見もあるでしょうが、反論は受け付けません。

思うに、信用できる放送局なんか無いに等しいので、ナニが事実であるのかを自分で情報を集めるしかないということですね。ある放送局で流されたことが本当かどうかを確かめるために、あちこちの新聞や放送を見て自分なりの意見を持ちましょう。

2007/10/13 (Sat) 10:44
黒川紀章死亡

今朝の新聞で、黒川紀章さんが心不全で亡くなったとの記事が載っていました。我々の世代が学生時代には、黒川さんと磯崎さんが日本での世界的スター建築家として雑誌にも頻繁に載り、設計課題のときにも参考にしたことは一度ならずありました。

黒川さんと磯崎さんは両名とも丹下門下でありましたが、後年は丹下建三氏にたいする批判的スタンスを持ちました。丹下さんは私の印象としては時流に載って設計設計スタイルを変える、変わり身の上手い権力側の建築家というイメージがあり、それに対する磯崎さんは、反権力的なイメージがありました。黒川さんはどっちかと言うと丹下寄りの様な印象がありましたが、後年の丹下批判は結構厳しいものがありました。

スター建築家は個性的な人が多く、現在は安藤さんがその代表格的なポジションですが、黒川さんもかなり強烈な個性の持ち主だったようですね。

これだけ自分の建築が評価され、発言が社会的にもインパクトを与えるということになれば、そりゃあうぬぼれてきますよね。また確かにうぬぼれるほどの実績も残していますので、誰も批判できませんが、設計スタイルは一貫していなくて、この辺は丹下さんと同じ。

それに比べると、磯崎さんのスタイルは微妙な変遷はあるにしても、ほぼ一貫しています。
安藤さんにいたっては、全国どこに建てようが同じスタンスで設計しています。要するに気候風土一切無視。自分のやりたいスタイルで設計している。自身の発言で、「施主のために設計していない。自分のために設計している」という実に傲慢な発言がありましたが、それが好きな人にとっては魅力なんでしょうね。

黒川さんの近年のTVの露出度の多さには驚いていたものでしたが、異常な痩せかたには違和感を持っていました。しかし、その方面の知識を持ち合わせていませんので、よほど多忙なんだろうとしか思っていませんでした。

心不全って、要するに心臓に何らかの異常が生じたということなんでしょうか。そういえば、このごろ世間を騒がせている相撲界で死亡した力士の死因も同じ病名が付いていました。

奥さんは女優の若尾文子さんで、黒川さんが口説く時、「君はバロックだ」と言ったとか。正直、訳が分かりませんが、その殺し文句が若尾には効いたのでしょう。

新聞に、若尾さんが「いい奥さんじゃなかった」と黒川さんに言ったところ「そんなこと、そんなこと・・・本当に好きだった」と言ったそうです。この言葉に、黒川さんの本当の人間味が出ているようで、あまり好きな建築家ではなかったのですが、本当に心から愛してたんだなと感動しました。

よっし、私も死ぬ時は妻に同じ言葉をかけるぞっと、思っても、「何血迷ってんのよ」って切り替えされたらカッコ付かないなぁ・・・勿論新聞なんかにも載らないしなぁ・・・

黒川さんのご冥福をお祈り申し上げます。







2007/10/10 (Wed) 19:12
沖縄の抱えている問題

沖縄で教科書に書かれている内容に異議申し立てのエネルギーが満ち溢れているようです。
日本で唯一地上戦が行われ、当時の日本軍から沖縄住民が見捨てられた経緯もあり、その心情は理解できます。

沖縄には3回行きました。

一回目は全くの観光。
東京に在住時の1977年の盆休みに旅行会社のツアーで初めて行きました。
大学時代は休み毎に国内のユースホステル(若い人は知らないだろうねー)に泊まりながら旅行しました。その旅費を捻出すべくバイトをしました。そのバイトの話をすると長くなるので止めときますが、一番面白かったのはお化け屋敷でした。その話は後日。

そんな風で、大学時代の気分の延長のまま、沖縄本島から石垣島、竹富島と足を伸ばした旅行でした。

初めて那覇空港について市内に向かうバスに乗った時、異様な光景にショックを受けたのを良く覚えています。

車道の右手には綺麗な芝生が敷き詰められ、こぎれいな住宅が点在するといういかにも気持ちのよさそうな光景と左手のごった煮のような民家が寄り集まった光景を目の当たりにしたとき、沖縄の抱えている問題が分かるような気がしました。

沖縄は日本本土の踏み台になっているということを。

安保条約と言う名による日本のアメリカへの隷属化。そして、その責務のほとんどを沖縄に押し付けているという現実。

楽しいはずの沖縄が一度にして屈辱感に見舞われた瞬間でした。

沖縄本島ではツアーに組み込まれたルートで粛々と行動し、数日して石垣島へ飛びました。

沖縄に着いたときのショックも忘れかけたある日、竹富島の船着場から海水浴場へ歩いていたとき、我々観光客を見下ろしていた竹富島在住の若者が聞こえよがしに「本土者が」と憎しみのこもった声で言ったのが聞こえました。空港から市内に向かう時に見た光景にショックを受けた記憶が蘇り、観光気分で来たことをひどく恥に感じました。

沖縄の持つ憎しみ、怒り、悲しみは、その若者たちの言葉をかりて伝わってきました。

ひめゆりの丘にも行きました。
その薄暗い会場に足を入れたとたん、壁にかけられた多数の無くなった女子校生徒の写真の瞳に胸がつまり、「なぜ」「どうして」という言葉が頭の中でエンドレスに廻りました

私に何ができるというものではないですが、沖縄の人をまるで植民地の人間のような扱いかたしかしないアメリカ人、そしてアメリカ人による卑劣な犯罪行為があっても日米地位協定という屈辱的な取り決めで犯人を逮捕できないということを厚顔無恥にも放置している自民党政権に対する怒りは、私も共有することができます。

沖縄の海は確かに綺麗で空の青さや雲の美しさは、一度でも見れば虜になります。しかし、その自然の美しさと沖縄の抱えている問題の対比を考えると、沖縄は本来の琉球王国に戻って独立すべきではないかと思ってしまいます。

沖縄の建築が好きで、その後2回行きました。

沖縄の設計事務所の知人とも一緒に飲んだりしましたが、風土の持つ明るさや沖縄人のおおらかさの奥に眠っている歴史上の悲しさを思ってしまいます。

戦争が終わって生まれた者にとって、当時の日本の狂気の時代は実感として持てませんが、戦争により未来を奪い取られた人たちの瞳を見つめられませんでした。

沖縄の抱えている問題。

我々本土の者が自分の問題として捉えない限り、都合の悪い部分を永遠に彼らに押し付け続けることになるのでしょう。

2007/10/06 (Sat) 09:14
日本人の品格ってアルの?

今回の新弟子死亡事件に関して、ようやく相撲協会も対応を見せたのはいささか遅かったという気にさせられましたが、別の部屋でも暴力行為が行われていたとの報道がありました。

いつも思うことですが、普段は水面下に隠れていて世間から隠されているようなことが、アルきっかけで同様なことが次々に発覚されますね。
これは今回の相撲界のことに限らず政治の世界でも社会全般に言えることです。

つまり、ばれなきゃいいという考えが根本にある限り、たとえば飲酒運転なんかもあれだけ法改正で厳しくなっても、飲酒運転でつかまったことは運が悪かったという思いが根っこにあり、自分は大丈夫、ばれなきゃいいという気持ちなんでしょうね。

「ミートホープ」や「白い恋人」の問題も全てがその考えに集約されると思います。

建築の世界も同じです。記憶に残っているかどうか分かりませんが、我々の業界を震撼させた耐震偽装問題。

あれはごく一部の不心得者が起こした事件でしたが、それがきっかけでこの国の官僚連中(小川富由・大臣官房審議官/水流潤太郎・住宅局建築指導課長/安藤恒次・建築指導課企画専門官)が寄ってたかって建築士性悪説を取り、建築基準法をがんじがらめの法律に変え、その内容を周知徹底しないままに見切り発車的に今年の6月20日以降に施行しました。

その後の建築業界の混乱振りは一般的には一部の新聞社が報道しただけで、どれほど社会的に損害を与えているかは業界のものだけにしか分かっていません。

報道によると住宅の着工件数が43%もダウンしたということです。
これはすさまじいほどの落ち込み振りです。
原因は建築の実務を知らずに法規だけをいじくり回したこれら官僚のお粗末な法律によることであり、実務に即していないために建築審査の窓口である地方の役所も対応できない状況に陥った結果です。

こんなことで思い出しますが、以前に薬害エイズのときもそうでしたが、社会の混乱をもたらすきっかけを作った官僚連中が、その後何らかの責任を負ったということは全く聞きません。

そうです、この国の官僚はナニをしでかしても責任を持たなくていいようになっていますので、その結果、社会が混乱してもその風が収まるまでじっとしているか配置変えで担当から外れることで責任の所在が分からなくなってしまうと言う方法をとっているのですね。

耐震偽装でも民間検査機関の監督責任があるはずの役所の誰も責任は取らず、唯一民間のイーホームズだけに全責任を負わせるように計った当時の国土交通省の最高責任者だった官僚が、イーホームズ以外に影響を及ぼさなかった御褒美として自民党の公認を得て先の参議院で当選(佐藤信秋参議院員 自民・比例区)しました。

結局、官僚のやり口にもばれなきゃいいと姑息さが見え隠れしています。

日本人の品格を書いた本がベストセラーになりましたが、実際問題、この国に品格ってアルの?

どうしてこんなに情けない国民になっちまったんでしょうかね。
戦後の独裁政党が戦争好きな某帝国に媚びるようになったからなんでしょうか。それもにもかかわらず、その政党とカルト政党がくっついた状態を選挙のたびにそれを応援し続けている人達って、いったい・・・・

真面目な人が馬鹿を見る国であることは間違いないでしょうね。

2007/10/03 (Wed) 13:24
5年でボロボロの鉄骨階段

以前このブログで書きましたが、私がいるマンションの外部鉄骨階段塗り替えにとりかかっていて、先日、ケレン処理(錆落とし処理などの錆止め塗装をする前の下地処理)の段階で検査をしました。

10階建ての最上階から塗装会社と管理組合の理事長と一緒に見て廻りましたが、錆の発生のひどさに驚き、直前の塗り替えは何年前にだったのかと記録を見せてもらったところわずか5年前とのこと。しかも塗料は程度のいいウレタンを使用していました。

最近の塗料はケミカル分野の商品開発でどんどん新製品が出ているでしょうが、最高の塗料としてはフッ素エナメル(FE)で、次がウレタンエナメル(UE)になります。塗り替え時期の目安として私が認識しているのはFEの場合7年~10年。UEの場合5年~7年になります。

この年数と言うのは、この期間は通常ならなんら問題が生じないということです。この期間中に塗料の劣化が見られたら塗り替えをすれば錆も生じないということだと認識しています。

この流れで行けば、UEで塗った今回の階段は5年経っていますが、それが適正な施工が行われていれば錆は発生しないか、塗り替えですので者もとの塗料がチープなものが使われていたとしてもUEの塗膜でカバーできるはずですので発錆は部分的なものにとどまるはずです。が、今回の検査で驚いたのは、ほとんど全面に錆が生じ、中には鉄骨がボロボロと崩れるほど腐食しているところもありました。

前回の塗装工事の下地処理のずさんさが数年たって露呈しています。
建築工事というものは、この例のようにずさんにいい加減にやって表面的に分からなくても、結果がすぐに出るものではないために、どうしても安い見積もりを出すところに引かれます。

丁寧な工事は高くつきますが、持ちが違ってきますし結果として安くなるということを説明してもなかなか、結果がすぐ出るものではないために、理解してもらえることが難しいなぁと感じています。

同じような例として、私が民家の擁壁工事を散歩がてらたまたま目にしたときの話しですが、2階建ての木造住宅の同じ敷地に駐車場を作っていたようです。駐車場と建物の立つ地盤面の高低差が2mくらいはあったと思いますが、その2mの高低差の土止めにコンクリートブロック(CB)を使っていました。もちろん鉄筋は入っていましたが、これとて見た目で細い上にまばらにしか入っていなかったようです。しかも使っているCBがせいぜい厚さが12センチ程度のものを使っていました。

さらに驚くことに、その土止めのCBと住宅までの距離はどう見ても1mあるかないかと言う程度でした。

建物の土圧がCBにかかっていることは建築関係者なら計算しなくても分かりますが、そのような工事が平気でされていました。

この擁壁は法的にも構造的にもコンクリートでしっかりと作らないと大変なことになるのは明らかなので、大雨の時なんか崩れるのじゃないかと心配しますが、出来て5年ほど経っていますが、いまだに崩れていません。

しかしよく見るとクラックは入りCBもすこし傾斜しているようです。この擁壁が倒壊したときは土砂も一緒に流れてしまうために、住宅もそれに引っ張られて倒壊する可能性もあります。そうなった時には、本来ならコンクリートにするべきところをCBにしたコストの差などは無視できるほどの被害額になります。

このようにいい加減な工事をやっていても、そのいい加減さが顕わになるには残念ながら時間がかかりますが、間違いなくその補修費用はかなりなものになります。

丁寧な仕事やしっかりした材料を使った仕事はコストがかかりますが、その分だけその後のメンテナンス費用は抑えれます。

建物が存在する間にかかるコストはLife Cycle Cost(LCC)と表現されますが、建築時にかかるイニシャルコストと維持管理にかかるランニングコストを合わせて考えます。

このLCCはイニシャルを抑えた建物はランニングがかかり、その反対にイニシャルコストを適切にかけるとランニングコストは抑えられるというデーターがあります。

イニシャルにコストを掛けたほうが、長期にわたってコストがかかるランニングコストを抑えられるので結果としてLCCが抑えられます。

しかし質のいい材料を選定しても施工がずさんであればその投資効果は得られません。今回の外部鉄骨階段のわずか5年でボロボロに錆びている状況を目の当たりにして、しっかりした検査としっかりした施工、しっかりした材料の3つが揃わないと、建物の劣化の速度は速くなるという教訓でした。

2007/10/01 (Mon) 13:30
おらぁ三太だ

今日から10月ですね。今年も後3ヶ月。年越しの準備はいかがですか?サンタさんもそろそろそりの手入れやトナカイの餌付けに多忙になってきたことと思いますが、こっちのサンタさんはもうお役ごめんです。
これって嬉しいような寂しいような。

長女と次女が幼稚園に入る前、クリスマスに絵本を枕元に置いた翌朝、子供たちの目が嬉しさでキラキラしていて、窓を開けて空に向かって、「サンタさんありがとう」と大きな声で言いました。

本物のサンタさんは私も逢った事はありませんが、偽者のサンタさんは、娘たちの喜んでいる姿を見て、ウレシそうに、そしてご近所中に聞こえるような娘たちの声に恥ずかしそうにしていましたね。

絵本でこんなに喜んでくれる純真な頃って本当にあっという間に過ぎてしまうのですが、子供たちのこの頃の一つ一つの思い出が一番たくさん記憶の中に残っていますね。

幼稚園までくらいの子供をつれている人を見ると、ああ、きっとこの頃の楽しい思い出がこの人たちにもたくさん残っていくんだろうなと、ついつい子供も一緒にいるお母さんたちも見てしまいますが、ここで注意しないといけないのは変質者と思われないようにすること。

ただでさえ人相悪いうえに目つきも悪いので、何気なく見たつもりでも相手にしてみれば見知らぬ中年男が厭らしい目つきでじっと見つめていたということになってしまう恐れ大なのですね。
しかし、お母さんが可愛いとついつい見る目にも力が入ってしまうってことは幾つになってもありますので、確かにハズレでもないんですが、いやはや、今の時代、人を見ることにも神経使います。

そんなこんなで、我娘どもも長女、次女とも九州から離れて社会人になって働いています。末娘が今高校生で、私と手をつないで歩いていた時代はとっくの昔に過ぎ去り、口も聞こうとしない年齢になっています。

こうやって家族は、夫婦2人から子供が出来、子供と共に楽しく幸せな時代はあっという間に過ぎ去り、やがて我が家も末娘が社会人になって外に出ると元の2人きりになり、そしていつかは2人ともこの世から去って行きます。こうやって生物は新旧入れ替わって行きます。

物事はすべからくはじめがあれば必ずおしまいもあり、建築とて同様ですね。

著名人や歴史的人物の居住地であれば、あるいは何十年も生きながらえるでしょうが、通常は用がなくなれば解体されます。

これも人の死と同じですね。

建築も人も、いつかは現世のなかで物理的に立方体としての存在が滅失されます。それだけに、人類の歴史から見れば刹那的であっても、線香花火同様に存在している間だけでも輝けるように生きたいものですね。

サンタの話しからなんだか宗教的な話になっちまいました。
メンボクナイ・・・





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